「ご忠告痛み入ります」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご忠告痛み入ります」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語」を分かりやすく解説していきます。

「ご忠告痛み入ります」とは?

「ご忠告痛み入ります」とは、「私のためを思って忠告をしてくださり、ありがとうございます」という感謝の気持ちを意味しているビジネス用語です。

「ご忠告痛み入ります」の「ご忠告」は、尊敬の意味を持っている「ご(御)」の接頭語がつけられている尊敬語です。

「痛み入ります・痛み入る」は畏まった響きや古い語感のある動詞ですが、「相手の好意・配慮などに対して、恐縮しながら深く感じ入ること」や「痛みを感じるほどにありがたく思うこと、申し訳なく思うこと」の意味を持っています。

「ご忠告痛み入ります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご忠告痛み入ります」のビジネスメール・会話での使い方は、「自分に対して好意・善意から親切にアドバイス(忠告・助言)をしてくれた目上の相手に感謝の気持ちを伝えるため」に使うという使い方になります。

「ご忠告痛み入ります」は、「自分のために配慮してくれた忠告・意見に対して、恐縮する申し訳ない気持ちを込めて使われる言い回し」なのです。

使うときの注意点は「地位・立場・年齢などが自分よりも上の目上の相手」に対して使う畏まった言葉であり、「親しい人や目下の相手」には使われないということです。

また親しい相手に適当な態度で使うと、「馬鹿丁寧な皮肉・嫌み」と受け取られる恐れもあります。

「ご忠告痛み入ります」を使った例文

・『先週のプレゼンテーションの改善点についての分かりやすいご指導参考になりました、ご忠告痛み入ります』
・『顧客のクレーム対応のやり方について共感的なコミュニケーションの心がけが大切であるとのご指摘、ご忠告痛み入ります』
・『弊社の至らない点に対する丁寧なご指摘・ご批判を真摯に受け止めて参ります、弊社を思ってのご忠告痛み入ります』

「ご忠告痛み入ります」の類語や言い替え

・『ご忠告をありがとうございます』
・『ご助言痛み入ります』
・『ご指摘を真摯に受け止めて参ります』
・『ご忠告いただき恐れ入ります』
「ご忠告痛み入ります」というビジネス用語は、「忠告・助言・指摘に対する感謝の気持ち」を示す言い回しです。

シンプルな言い替えとして、「ご忠告をありがとうございます・ご助言痛み入ります」があります。

また「ありがたい忠告を受けて実際に参考にする」の意味で、「ご指摘を真摯に受け止めて参ります」にも言い替えられます。

「痛み入る」の類語として、「恐れ入る」を挙げられます。

まとめ

「ご忠告痛み入ります」というビジネス関連の言葉を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「ご忠告痛み入ります」とは、「自分・自社への善意(親切)に基づくご忠告をしてくださって、ありがとうございます」の感謝の言葉の意味になります。

「相手の忠告を心に深く感じて内容が入ってくること、忠告をしてくださった親切さに恐れ入ること」の含意があります。

「ご忠告痛み入ります」の意味・使い方・例文・類語を調べたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。