「どちらにせよ」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「どちらにせよ」の意味
「どちらにせよ」の意味
「どちらにせよ」は、「いずれにしても」と同じような意味合いで使用できる言葉です。
「どちら」とは、二つの選択肢があることを表現します。
そしてこれは、三つ以上ではないことも言い表しているのです。
選択肢が三つ以上であれば「どれにせよ」という表現になります。
二者択一のケースにおいて「どちらにせよ」という表現を使用できるのです。
なお、「どちらにせよ」は「どちらにしても」や「いずれにしても」という意味で使用できます。
これは、どちらを選んでも結果が同じような場面で使用できる言葉になっているのです。
「どちらにせよ」の敬語での使い方や表現方法
「どちらにせよ」の敬語での使い方や表現方法
「どちらにせよ」を敬語にする場合は、「どちらにしましても」と表現する事ができます。
この場合は、丁寧語の「します」という表現を使う事になるのです。
たとえば、上司と議論していたとします。
しかし、議論の結果に関わらず、現在の計画を中止するしかないのでした。
このような場面で、「どちらにしましても、現在の計画は中止しましょう」と言うとよいでしょう。
これによって、どちらを選択した場合でも同じであることを、上手に言い換えて表現できるのです。
また、「どちらにせよ」を別な敬語にする方法もあります。
たとえば「どちらにいたしましても」のように謙譲語に言い換える事ができます。
また、「いずれにせよ」や「いずれにしましても」のように、「どちら」を「いずれ」に置き換えるような表現もできるのです。
このように、「どちらにせよ」を敬語にできる事が分かります。
同じ意味でも、敬語の使い方次第で印象の違う表現になるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「どちらにせよ」の言い換えや使用例
「どちらにせよ」の言い換えや使用例
・『どちらにせよ結果は同じです』
・『どちらにしましても答えは変わりません』
・『いずれにいたしましても当社が得をします』
ここでは、「どちらにせよ」の使用例を挙げています。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
また、「どちらにせよ」を敬語で言い換えると、印象の違う表現を作り出せるのです。
まとめ
まとめ
このように「どちらにせよ」は、「いずれにしても」と同じような意味合いで使用できる言葉です。
ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。