ここでは「頭が上がりません」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「頭が上がりません」とは?
「頭が上がりません」とは?
「頭が上がりません」は、そのように表現する相手に借りがあったり、感謝していることから引け目がある、それを感じているという意味になる表現です。
少なくともその借りがあるうちやしばらくは立場として対等に向かい合えないということも同時に表現しており、「○○さんには色々と助けてもらった恩義があるので、当分頭が上がりません」のような用い方をする表現です。
この「当分」や「とても」などと前につけて使うことができ、この場合にはそれこそしばらくはという意味にするためにつけています。
そのままの形でも同様の意味を含んでいますが、よりそれを強調したい場合にこのような用い方をすることがあります。
「頭が上がりません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「頭が上がりません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「頭が上がりません」は、その相手に対してそういった状態だということを伝えるための表現です。
よって、それだけ感謝している、その借りを返さなければといったような意味から使われており、対象の相手を立てることにも繋がっています。
ビジネスシーンでもその人に対してそうだという使い方を他社、社内の人間のどちらにもすることができ、そのために当分の間は何も頼めない、何かお返しをする必要があるといった内容を続けることが多いです。
口語、文章のどちらでも用いることができ、直接対象になる相手に対して使う場合もあります。
その時には「しばらくそちら様には頭が上がりません」のような用い方になり、ケースとしてあまり多くはありませんが、そのような使い方もできると覚えておくといいでしょう。
「頭が上がりません」を使った例文
「頭が上がりません」を使った例文
・『これだけのことをしていただいた○○様には当分の間頭が上がりません』
・『あの人には色々とお世話になっており、常に頭が上がりません』
「頭が上がりません」の類語や言い替え
「頭が上がりません」の類語や言い替え
・『頭が下がる思いです』
こちらは頭が「下がる」としている表現で、少し意味合いが異なります。
「頭が上がりません」はその対象になる相手に引け目があるという解釈になりますが、この表現はその相手に敬意を感じているという意味で使われています。
よって、尊敬している、是非見習いたいと伝えるために使うことが多く、同様の意味になると間違えて使わないように注意してください。
まとめ
まとめ
「頭が上がりません」は、対象の相手に借りがある、または感謝から引け目を感じているという解釈で用いられます。
その本人に対して使うこともでき、その人を立てることにもなる表現です。