「だそうです」の意味とは何?「だそうです」を敬語にした場合の用法や使用例、別の言葉への言い換え方法などを以下に詳しく説明します。
「だそうです」の意味
「だそうです」の意味
このフレーズは断定の意を表わす助動詞「だ」と、推定・推量を表わす助動詞「そう」と丁寧語の「です」で成り立っている言葉です。
「らしいです」「そう聞きました」などが変形した表現で、「確信がないけどそうらしい」「何となく知っている」といったニュアンスの意になります。
誰かから「又聞き」した情報をそのまま相手に伝えるという間接的な情報伝達となります。
「だそうです」の敬語での使い方や表現方法
「だそうです」の敬語での使い方や表現方法
このフレーズは丁寧の意の「です」が付いていることから丁寧語であり、敬語表現です。
よって目上の人に対してもビジネスシーンでも表現上は使用可能です。
使い方は上述したとおり、伝聞の形で使用されます。
例えば、休暇中のAさんの仕事の進捗状況を報告する場合を例に挙げます。
Aさんの現在の仕事状況をAさんと一緒に作業しているBさんに聞いて、それを上司に報告する際に、「Aさんの作業は70%の進捗状況だそうです」といった具合に「だそうです」を使用します。
ただし、この表現は丁寧語による敬語と認められますが、「そうだ」という推定・推量の言葉が意味合いに含まれるため、ビジネスにおいて使用するときは不適切な言い表わし方と取られます。
よって、このような場合は「だそうです」に代わる敬語表現を使用するか、「だそうです」といった曖昧な表現にはせずに「~の予定です」「~とお聞きしました」という「確実に誰かから聞いた情報」であることを提示した言いまわしで言い表わすことをお薦めします。
つまり、前述の件だと、「Aさんの作業は70%完了済みとのことです」、「Aさんの作業は70%完了済みと聞いております」というように「聞いた情報である」ことをベースにした言いまわしとします。
「だそうです」の言い替えや使用例
「だそうです」の言い替えや使用例
このフレーズの言い替えによる使用例を紹介します。
・『担当のAさんに確認を取ったところ、Aさんの作業は70%完了済みとのことです』
・『~と伺っております』
・『~という状況です』
・『~の模様です』
まとめ
まとめ
約束の時間や完了予定時間などがある時は、その時間も併せて伝えることで曖昧表現を避け、できる限り具体的な表現にすることが肝要です。
また、自分で判断してもよい事項については気を利かして「とのことです」を応用した「~という話を聞いたので~した」という言いまわしも覚えておくとよいでしょう。