「お見受けいたしました」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈します。
「お見受けいたしました」の意味
「お見受けいたしました」の意味
「お見受けいたしました」は、何かを見て取ったことを言い表した言葉です。
「お見受けいたしました」は「お見受けした」を敬語に言い換えたものです。
これは、謙譲語と丁寧語を用いた敬語表現になっているのです。
また、「お見受けした」は「お見受けする」を過去形にしたものです。
そして「お見受けする」とは、「見た感じから判断する」や「見た印象から何かを感じ取る」という意味を持ちます。
つまり、外見的な特徴から何かを感じる様子を「お見受けする」という言葉で言い表せるのです。
これらのことから、「お見受けいたしました」が、何かを見て取ったことを言い表した言葉であると分かるのです。
「お見受けいたしました」の敬語での使い方や表現方法
「お見受けいたしました」の敬語での使い方や表現方法
「お見受けいたしました」は既に敬語になっています。
これは、謙譲語の「いたす」という表現を用いた言葉になっているのです。
たとえば、ある人物と会議で一緒になったとします。
すると、その人物の知識の量に圧倒されたのでした。
このような場合に、「大変博識な方とお見受けいたしました」と述べるとよいでしょう。
これによって、見た印象から博識であると判断した様子を、上手に表現できるのです。
また、「お見受けいたしました」を別な敬語にする方法もあります。
たとえば、「お見受けしました」で謙譲語を除外した表現にできます。
また、「お見受けいたす」とすれば丁寧語を除外した形にできるのです。
さらに、「見受けました」のように言い換える事も可能です。
他にも、「お見受けなさいます」で尊敬語にする方法もあります。
このように、「お見受けたしました」という言葉を、色々な形で言い換えられると分かります。
同じような意味でも、言葉の使い方次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「お見受けいたしました」の言い換えや使用例
「お見受けいたしました」の言い換えや使用例
・『大変な有識者とお見受けいたしました』
・『とても博識な方だとお見受けしました』
・『非常に価値のある商品だと見受けました』
ここでは、「お見受けいたしました」を使った例文を挙げています。
例文からも分かるように、前段に見受けた対象を明示すると、自然な表現になります。
また、「お見受けいたしました」を変化させれば、それぞれ違う印象の表現にできるのです。
まとめ
まとめ
このように「お見受けいたしました」は、何かを見て取ったことを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。