ここでは「めでたく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「めでたく」とは?
「めでたく」とは?
「めでたく」は、それを嬉しく思うという意味で使われる表現です。
何かが起こったり、そうなったことを嬉しいと思う時に用いるため、「この度、めでたく昇進することができました」といったような使い方になります。
このように使う側がそう考えているというと用い方になるため、この例では昇進をした本人がそれを嬉しいと考えて使っています。
よって、この表現を使われた、そのように聞いた側にとっては何の関係もなかったり、逆に全く嬉しくは思えないということもあるもので、例として、「過疎化している地域にめでたく大型スーパーが開業した」と、それによって便利になると考えて使った人が居たとしても、その所為で客足が遠のくことになってしまう個人商店からすると、全くうれしいことではないといった具合です。
「めでたく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「めでたく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「めでたく」は、口語、文章を問わず用いることができ、使った側がそう思っているといった用い方だけでなく、誰かにとってそうだ(と思う)という使い方をしても問題ありません。
対象になる相手や内容に制限などは特にないので、「めでたく第一子が誕生したという報告が届いた」のような、その報告をしてきた人にとって嬉しいことだろうといった用い方をしても構わず、「あのチームもめでたくやっと一勝することができたようだ」とした時には、そのチームが念願の一勝目を挙げられたことを嬉しく思っているだろうという意味になります。
少し形を変えて、「めでたい」として用いられることも多く、そちらでももちろん意味が変わることはなく、「めでたいことに、あの強敵相手に勝利できた」のように同様に使うことができます。
「めでたく」を使った例文
「めでたく」を使った例文
・『新製品の店頭販売に長時間並んだが、めでたく無事に購入することができた』
・『貴校の全国大会への出場をとてもめでたく思っています』
「めでたく」の類語や言い替え
「めでたく」の類語や言い替え
・『喜ばしく』
「めでたく」は、どのように使った場合でも、この「喜ばしく」という意味になります。
「めでたく思います」はそのまま「喜ばしく思います」と言い替えることができ、「めでたくそうなりました」と使う時にも、「そうなって喜ばしく思います」などと用いれば意味は一緒です。
まとめ
まとめ
「めでたく」は、それが嬉しいことだという意味で使われる表現になります。
このように使った本人、または誰かにとってそうだと用いることになり、ビジネスではその本人を自社に置き換えて使うことも多いです。