「こちらの日程でご都合がつかない場合」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「こちらの日程でご都合がつかない場合」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「こちらの日程でご都合がつかない場合」とは?

「こちらの日程でご都合がつかない場合」は、このように使う側が指定した日程では都合が合わない時にはという意味になる表現です。

例えば、12〜14日の3日の間で好きな日を選んで欲しいと伝えるような場合に、「こちらの日程でご都合がつかない場合はご連絡ください」とつけ加えると、もしその3日間全てで都合が悪ければ、それ以外にも用意できる日程があるとも言っていることになります。

このように、元から決まっている日程に対して、それで都合が悪ければと使う表現ですが、時間まで含めたものの場合でも問題なく、「○月△日の15時で考えておりますが、こちらの日程でご都合がつかない場合〜」など用いることができます。

「こちらの日程でご都合がつかない場合」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「こちらの日程でご都合がつかない場合」は、代替の日程もあるという意味になります。

つまり、このように使う側からすると、まず伝える日程の中で決めてもらえればそれに越したことはなく、それで都合がつかない時にはという使い方をするための表現です。

そして、どうしてもその日程しか用意ができないという時にも用いることができ、この場合には「こちらの日程でご都合がつかない場合、残念ですが今回は〜」のように、その日程でしか何かを提供することはできないと伝える使い方になります。

口語でも用いることができますが、文章に向いている表現のため、詳しい日程も含めた内容の文章にして使われることが多く、ビジネスシーンでも意味のまま用いられています。

「こちらの日程でご都合がつかない場合」を使った例文

・『こちらの日程でご都合がつかない場合、一度ご連絡ください』
・『こちらの日程でご都合がつかない場合には、来月にも同様の開催を予定しておりますので、そちらにご参加いただければと思います』

「こちらの日程でご都合がつかない場合」の類語や言い替え

・『こちらのお時間でご都合がつかない場合」』
この表現にすると、時間が絡んだ日程という意味になります。

「こちらの日程で〜」のままでもそのような使い方ができますが、「○月△日の13時となっています。こちらのお時間でご都合がつかない場合〜」などと使う場合には、こちらの方が向いています。

まとめ

「こちらの日程でご都合がつかない場合」は、提示する日程で都合がつかない時にはという意味で使われる表現です。

その時にはという内容を続けて文章にして用いることになり、特定の日のこの時間といった使い方もできますが、その時には類語として挙げた表現を用いる方がいいでしょう。