「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」とは?

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」とは?

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」は、何かを少し待ってもらいたいという意味で使われます。

しかし、二重敬語になっているため、このように使うのであれば、「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますか」とするべきです。

よって、以下はこの正しい形で説明していきます。

この表現は相手にそのようにお願いするために用いるため、相応の事情がある場合に、口語、文章のどちらでも使われています。

「原因を調査中ですので、恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」のように、その事情も添えて用いるのが通例で、相手に問い掛けている形で終わっていますが、特に返答を求めている訳ではなく、このように使われた側も特にそれをする必要はありません。

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

正しい形になる「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますか」は、先のように語尾こそ問い掛けの形になっていますが、少し待ってくださいと言い切っているのと同じです。

そのため、使われた側もそのように捉えるものですが、待つことができない、またはその事情について何か物申したいといった時には、その旨の返答をしても構いません。

例えば、「もう3、4日掛かると思いますが、恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」と使われた際に、そんなに待つことはできないので2日でやってもらえないかといったように聞き返す例がそれにあたり、このように使われたからと言って、その通りに待っていなくてはいけない訳ではありません。

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」を使った例文

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」を使った例文

・『来週には発送できると思いますので、恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますか』
・『現在トラブルの原因を調査中です。恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますか』

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」の類語や言い替え

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」の類語や言い替え

・『恐れ入りますがしばらくお時間をいただければ幸いです』
この“時間をもらいたい”と使うと、待って欲しいとお願いしているのと同じになります。

この場合には「今」とはつけない方がよく、丁寧に同じことを表現していると考えて構わない表現です。

まとめ

まとめ

「恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」は、相手に少し待ってもらうために用いる表現になりますが、このままでは誤用になってしまうので、「〜お待ちいただけますか」という形にして使ってください。

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