ここでは「折り入って相談があります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「折り入って相談があります」とは?
「折り入って相談があります」とは?
「折り入って相談があります」は、真剣に聞いてもらいたい相談があると伝えるための表現です。
よって、立ち話レベルではなく、真面目に考えてもらいたいという場合に用いる表現なので、使われた側からすると少し身構えてしまうかも知れません。
それは、このように使うからには簡単に答えが出せるような内容ではない場合が多いためで、そういった相談をしたい時にこそ使われます。
そのため、「折り入って相談があります。
実は、会社を辞めようかと思っているのですが」といったような深刻な内容の場合も少なくなく、口語、文章のどちらでも使うことができますが、このように伝えた後にそのための時間をとってもらうといった用い方をすることもあり、どちらで使った場合もその場で簡単に回答を得ようと思っている訳ではないことがほとんどです。
「折り入って相談があります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「折り入って相談があります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「折り入って相談があります」という表現は、使われた側が身構えることがあると書きましたが、それは、金銭の無心やそれに類似する相談の場合も少なくないためです。
もちろんそれ以外のそれなりに深刻な相談に多く用いられていますが、先に挙げた例のように、この表現と一緒に相談ごとを伝えられた訳ではなく、「折り入って相談があります。
少しお時間をいただけないでしょうか」のような、これから何の相談をされるか分からない時にはどうしても身構えてしまいがちです。
しかしながら、きちんと聞いて欲しい、真剣に考えて欲しいと思っているからこそ、こう使って相談ごとをしてきているので、その内容だけでも聞いてみるのが使われた側が行うべきことだと考えてください。
「折り入って相談があります」を使った例文
「折り入って相談があります」を使った例文
・『折り入って相談があります。来週はどうしても空けることができないので、その次の週になりませんでしょうか』
・『折り入って相談がありますので、今週中に少しお時間をいただいてよろしいでしょうか』
「折り入って相談があります」の類語や言い替え
「折り入って相談があります」の類語や言い替え
・『込み入った相談があります』
この「込み入った」とすると、最初から少し複雑な相談があると伝えています。
よって、「折り入って〜」と似た意味になりますが、簡単には解決しそうにない相談だと言っているため、こちらの表現もまた、使われた側が身構えることになると考えていいでしょう。
まとめ
まとめ
「折り入って相談があります」は、真剣に考えて欲しい相談がある時にそれを伝えるために用います。
そのための時間をとって欲しいという使い方をすることも多く、意味が意味だけに、使われた側はその内容だけでも聞いてみるのが礼儀になります。