「一生の不覚」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

何かの失敗をしでかした人物が、「一生の不覚」と口にした場面を目にしたことがあるかも知れません。

実際のところ、これを耳にしても意味が分からないこともあります。

一生の不覚とは何を意味するのか、どう使うかなどを確かめてみましょう。

「一生の不覚」とは?

自分の人生で最も酷く、後悔が残るような失敗をしたことを表している慣用句です。

「不覚」は心構えが不足すること、油断して失敗することを表します。

「一生の不覚」の使い方や使われ方、使うときの注意点

大きな事故を起こしたり、会社を倒産させたりと、人によっては人生の中で悔いが残る大失敗を経験することがあります。

そのような状況を「一生の不覚」と言い表すことが可能です。

その失敗について報告したり、反省点を述べたり、謝罪をする時などに使われます。

これを用いる場合、「今回のことは」のように、何の失敗かについて伝えなければいけません。

またこれに「謝罪の言葉を組み合わせることもできるでしょう。

ただ滅多なことでは使われない表現であることに、気をつけてください。

些細なことを一生の不覚と言っても割に合わず、大袈裟だと捉えられてしまいます。

「一生の不覚」を使った例文や文章

・『このような状況を招いてしまったのは、私の一生の不覚と言わざるを得ません』
・『今回のことは一生の不覚であると捉えておりまして、お詫びのしようもございません』

「一生の不覚」の類語や言い替え

「一生の不作」は、生涯でも一番の取り返しがつかない過ちのことであり、一生の不覚とまったく同じ意味のことわざです。

「一生の恥」は、人生で最大の恥をかいたことを表しています。

「人生の恥」としても、これと同じ意味になるでしょう。

「消えない汚点」は、決して消すことのできない失敗のことを表しています。

「取り返しのつかない過ち」は、やり直すことができない間違いとの意味がある慣用句です。

「覆水盆に返らず」は、いったんしたことは取り返しがつかないことを表すことわざとして知られています。

まとめ

人生で最大の失敗をしたことを言い表せるのが、「一生の不覚」なのでした。

これに合わせて反省や謝罪を述べることもできるでしょう。

しかし些細なことで一生の不覚とは言えないので気をつけてください。

「覆水盆に返らず」など似た意味の表現も多々あるので、言い替えも考えてみましょう。