「全力になる」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「全力になる」とは?
「全力になる」とは?
「全力になる」とは、「全ての力を出すようにすること」という意味で使われている言葉です。
制限せず力の全てを出して物事に当たることを指します。
それまでセーブしたり抑えていたりなど制限していたところから制限を取り払い惜しみなく全ての力を出せるようになることを意味します。
基本的にはそれまで全力ではなかったところから全力へと変化する様子に対して用いる表現です。
「全力になる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「全力になる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「全力になる」は主観的な表現です。
本当に全ての力を惜しみなく出すこともありますが、全力になったつもりなのは本人だけで客観的に見ると全ての力を出しているとは思えない場合もあるので注意が必要です。
力をセーブしていて余力があると思っていたはずが何も余力が残っておらず最初から全力だった、というケースもあります。
心構えとして「全力になる」という表現を使うのは間違いではありませんが、必ずしも力がアップして様子が変わるとは限りません。
掛け声だけは勇ましいのに何も変化しないケースもよくあります。
「全力になる」を使った例文
「全力になる」を使った例文
・『ピンチに直面して全力になる』
・『格下の相手なので全力になるまでもなく余裕で勝てる』
「全力になる」の類語や言いかえ
「全力になる」の類語や言いかえ
「全力を出す」はほぼ同じ意味で使われる表現です。
「本気になる」「本気を出す」「真剣になる」「真面目にやる」はそれまで余裕を見せていたところから気持ちを切り替える精神面を重視した言い方です。
「全ての力を出す」「全力を振り絞る」「フルパワー」「トップギアを入れる」「持てる力の全てを発揮する」「全てをかける」といった表現は後のことを考えない本当の意味での全力に対して使います。
まとめ
まとめ
「全力になる」はそれまでの余裕を捨て全ての力で物事に臨む時に用いられる表現です。
表現の仕方によってニュアンスが大きく変わるのでふさわしい言葉を選んでください。