色々なボキャブラリーを蓄えておくと、様々な場で活躍できます。
「本当の苦労」の正しい使い方を見ていきましょう。
「本当の苦労」とは?
「本当の苦労」とは?
この場合の「本当の」は「見せかけではないこと」を示しています。
また「苦労」は下積み時代の体験をあらわします。
口だけではない立派な経験、人格につながる深いエピソードを「本当の苦労」と呼んでいます。
その人の立派な生き様をあらわす、年輪のようなものといえるでしょう。
「本当の苦労」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「本当の苦労」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「本当の苦労」は、人として通過しておきたい難局をあらわします。
さぼらずに乗り越えなくてはいけないもの、いつかは向き合わなければいけない経験を「本当の苦労」と呼んでいます。
一方で「本当の苦労」は、皮肉もふくんだ表現です。
自分自身に使うことは少なく、だいたいは他人を非難する時に使います。
世間知らずで甘やかされて育ってきた人、御曹司として育ち貧乏な暮らしを経験していない人に引用されます。
褒め言葉では無いので、他の言い回しも知っておくといいでしょう。
「本当の苦労」を使った例文や文章
「本当の苦労」を使った例文や文章
・『お金持ちのあの人は、本当の苦労を知らない人だ』
・『甘やかされて育ったので、本当の苦労を知りません』
「本当の苦労」の類語や言い替え
「本当の苦労」の類語や言い替え
似ている言い方に「苦労人」があります。
苦労人とは、若い頃から数々の荒波に揉まれてきた、誠実な人柄をいいます。
チヤホヤされて生きていないので、成長しても人としての品格を忘れない人をいいます。
謙虚な努力家という意味合いがあり、尊い生き方をしてきた人に用いられています。
また言い替えの表現に「様々な経験をされてきた」や「人の痛みの分かる」そして「大きな峠を乗り越えてきた」があります。
いずれも数々の修羅場を乗り越え、自分の成長につなげてきた前向きな内容をあらわします。
まとめ
まとめ
「本当の苦労」を解説しました。
色々な表現を知って、言葉の達人を目指していきましょう。