「無辜の民」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

読み方や使い方が分からない、難解な表現があります。

「無辜の民」の正しい例と類似表現を見ていきましょう。

「無辜の民」とは?

「無辜の民」とは?

無辜の民は「むこのたみ」と読みます。

北海道にゆかりがある、有名な彫刻家さんの作品も「無辜の民」といいます。

また「無辜」「罪がないこと」という意味もあるので「無辜の民」で、何も悪いことをしていないのに人災や天災にあった方々をいいます。

罪もないのに多くの苦労を強いられることになった人々、大変な思いをされている街の人たちをあらわす表現といえるでしょう。

「無辜の民」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「無辜の民」の使い方や使われ方、使うときの注意点

古い本から生まれた表現が「無辜之民」にあたります。

罪なき人々に心を寄せた表現で、自然災害などによって難儀な思いをされている市民、住民の方々をあらわす表現です。

ある日を境にして、日常の生活が奪われてしまった人々に用いられています。

一方で「無辜の民」は現代の社会でつかうのは、注意したい表現です。

例えば地震や火災で家を失った方に「無辜の民」とつかうと、不謹慎に聞こえます。

高みの見物をしているように思え、冷たく聞こえることもあるので、思いやりのある表現も心得ておきましょう。

「無辜の民」を使った例文や文章

「無辜の民」を使った例文や文章

・『震災の被害をうけた無辜の民を思うと、涙が出てきました』
・『無辜の民を思って、キャンバスに絵を描きました』

「無辜の民」の類語や言い替え

「無辜の民」の類語や言い替え

似ている言い方に「無辜之民」があります。

こちらは四字熟語のひとつで「無辜の民」と同じ意味を持ちます。

後ろ指をさされる生き方をしていないのに、人災などによって大変な被害を受けた方々をいいます。

宋の時代の「書経」という本から生まれた慣用句です。

また言い替えの表現に「罪のない人々」「被害に遭われた方々」そして「被災者の方々」「苦しい思いをされている方」があります。

まとめ

まとめ

「無辜の民」を解説しました。

難しい表現を正しく学んで、思いやりのあるコミュニケーションを取っていきましょう。

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