選択肢について言及や説明する必要がある場合の表現の仕方に、「いずれも可能です」という表現があります。
今回はこのフレーズについて解説してみましょう。
「いずれも可能です」とは?
「いずれも可能です」とは?
「いずれも」は漢字も使って表記すると「何れも」となります。
つまり「その中で何でも」や「どれでも」という意味の表現です。
「可能」は言うまでもなく「しようと思えば出来ること」ですから、このフレーズが使われる表現全体の流れ次第で、「どれでも出来ます」や「どれでも選べます」などと言った意味になります。
尚、「いづれも」も現代では使用可能な表記で間違いではありませんが、正式な表記は「いずれも」とされることが一般的です。
「いずれも可能です」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「いずれも可能です」の使い方や使われ方、使うときの注意点
問われたことへの回答として使われることがまず考えられます。
例えば、ホテルの複数ある宿泊プランの中から、朝食でバイキングが利用出来るプランを宿泊者から尋ねられたホテルマンが、どれでも利用可能であることを回答する場合に、「いずれも可能です」と答えます。
また、相手からの質問や問い合わせ関係なく、自ら積極的に「いずれも可能です」と説明することもあり得るでしょう。
「この自動車はハイブリッドですから、走行はガソリンでも電気でもいずれも可能です」といった形がその具体例となります。
「いずれも可能です」を使った例文や文章
「いずれも可能です」を使った例文や文章
それでは、既出の表現以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『常温での使用も高温での使用も、いずれも可能です』
・『電源についてお尋ねの件ですが、コンセントからでもバッテリーからでも、いずれも可能ですのでご安心ください』
「いずれも可能です」の類語や言い換え
「いずれも可能です」の類語や言い換え
「いずれも」の言い換え表現は、(選択可能範囲の中で)「どれでも」や「全てで」または「あらゆる〜で」などが考えられます。
選択肢が2つだけなら、「どちらでも」や「どちらも」といった形での代用もあり得るでしょう。
一方「可能です」の言い換え表現については、文脈によって「〜出来ます」や「〜(して)いただけます」のような言い換え表現が挙げられます。
以上のことから、「どれでも〜出来ます」や「全てで〜していただけます」が言い換え候補として挙げられます。
まとめ
まとめ
「いずれも可能です」とは、相手に「どれを選んでも問題ない」ということを伝える意図のある表現です。
相手から問われた際の回答としても、あるいは自ら先に説明する際に用いても構いません。