「上命題」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

何かの問題を解決することに関わる言葉には、至上命題があります。

時に公私を問わず使われますが、使っていく上では問題を含んでいる表現でした。

至上命題とはどう使うべきか、言い換える言葉は何かなど確かめてみましょう。

「上命題」とは?

至上命題は、最も優先的に対処すべき問題や、達成する必要がある重要課題の意味で使われています。

「上命題」の使い方や使われ方、使うときの注意点

会社で上司から今日中に仕事をこなすよう指示されるなど、最優先に対処していくべき重要な課題が存在しています。

それについて「至上命題」と言い表すことが可能です。

これは「至上命令」から派生した言葉であり、必ず優先される事項について使われます。

話し言葉や文章にする場合には、「プロジェクト完了が」のように、その至上命題が一体であるかを説明したり、至上命題を解決したか問う用法などができるでしょう。

しかしこの表現は、本来は誤用であると言われています。

その理由は「命題」の本来の意味は論理学における、真か偽が明確に決まる文のことであり、重要課題の意味にならないためです。

そのため公式的な場では、至上命題を使わないほうが無難であり、言い換えることが推奨されます。

また「至」を除いて「上命題」とする用法も存在しないので気をつけてください。

「上命題」を使った例文や文章

・『このプロジェクトを完了させるのが喫緊の至上命題だ』
・『私の今日の至上命題は、この散らかった部屋を片付けることです』

「上命題」の類語や言い替え

「至上命令」は、絶対に服従すべき命令や、他の何よりも最優先される命令のことです。

「最優先課題」は、他の何より真っ先にする必要のある、解決すべき課題を表します。

「最重要事項」は、もっとも価値や必要性が高い事柄のことです。

「達成すべき課題」は、成し遂げる必要のある、解決すべき課題の意味になります。

「喫緊の問題」は、差し迫って重要な解決すべき事柄のことです。

まとめ

最優先で達成をすべき課題などの意味を持っているのが、至上命題なのでした。

これは本来は誤用であるので、公式的には使わないのが無難です。

また「上命題」とする用法も存在していません。

公式の場では「最優先課題」などの言葉に言い換えてみるのが良いでしょう。