「行ってもらう」の敬語表現とは？使い方や使用例など徹底解釈

この記事では「行ってもらう」について解説をします。

「行ってもらう」の敬語での表現

この言葉は「いってもらう」とも「おこなってもらう」とも読むことができます。

「いってもらう」と読んだ場合は、敬語にすると「お越しになる」「行かれる」となります。

「お越し」は「行くこと」「来ること」の尊敬語です。

「おこなってもらう」と読んだ場合は、敬語にすると「行っていただく」となります。

「いただく」は「もらう」の謙譲語です。

「行ってもらう」を敬語で言い換えた場合の使用例

『明日までに行っていただくことは可能でしょうか』

「行ってもらう」を敬語で言い換えた場合の使い方

「おこなってもらう」と読んだ場合のことで説明をします。

この言葉は、聞き手に何かをしてもらいたいときに用います。

人に頼むときには丁寧な頼み方をしましょう。

上からものを言うようでは聞き手を不快にさせてしまいます。

不快にさせれば、頼んでいる事柄を断られてしまう可能性があります。

相手を敬う表現にすれば、不快にさせにくいです。

ただし、「行っていただく」という言い方では、話し手が望んでいる事柄を一方的に押し付けている印象を与えてしまいます。

そのため、「〜いただくことは可能でしょうか」「〜いただけますか」「〜いただけると幸いです」といったような使い方をします。

問いかけの形は、それをする・しないの相手に選択権に与えていることになります。

都合が悪ければ断ることができ、相手の事情を考えていると言えます。

「幸いです」は、「そうしてもらえるとありがたい」という気持ちを込めて頼み事をするときの表現です。

命令ではなく、ある事柄をするように押しつけている印象を与えません。

命令のように聞こえる言い方は「行ってください」です。

人によってはこういった言い方で不快になります。

まとめ

「おこなってもらう」と読んだ場合は「行っていただく」が敬語での表現です。

何かをしてもらうときには、相手のことを考えながら丁寧な言葉遣いで伝えましょう。

不快にさせないような頼み方をすることが、快く引き受けてもらうために大切なことです。