「破竹の快進撃」の解説
「破竹の快進撃」の解説
「破竹の快進撃」という慣用句は、「止めることができないような激しい勢いで、調子よく敵に勝ち進むさま」や「物凄い勢いで、次々と大きな成功を成し遂げること」を意味しています。
「破竹の快進撃」という慣用的な言い回しは、「破竹(はちく)」と「快進撃(かいしんげき)」の二つの言葉で構成されています。
「破竹」とは、「竹を割ること」や「破竹の勢い」を意味する言葉です。
「破竹の勢い」の意味は、「竹の最初の一節を割ると後は一気に勢いよく割れることから、止めようがない激しい勢い」になります。
「快進撃」とは、「調子よく敵に勝ち続けて進むこと・次々と大きな成功(成果)を収めるさま」を意味している言葉です。
「破竹の快進撃」の使われ方
「破竹の快進撃」の使われ方
「破竹の快進撃」の使われ方は、「止めることができないような物凄い勢いで、敵に次々と打ち勝って進むこと」を意味して使うという使われ方になります。
例えば、「破竹の快進撃で、敵の陣地を次々と占領していきました」といった例文で使われます。
また「破竹の快進撃」は、「止めがたいような激しい勢いで、次々と大きな成功・勝利を収めるさま」の意味合いで使う使われ方もあります。
例えば、「破竹の快進撃で、彼は会社の専務取締役の地位にまで上り詰めていきました」などの文章で使用することができます。
「破竹の快進撃」の例文1
「破竹の快進撃」の例文1
「破竹の快進撃」の例文を紹介して、その意味を解説します。
「将軍は破竹の快進撃で敵の本拠地の間近にまで迫りましたが、敵軍にいた天才軍師の巧みな戦術によって後退を余儀なくされました」
「破竹の快進撃」を使ったこの例文は、「将軍は物凄い勢いで敵を打ち破る勝利を積み重ねて、敵の本拠地の間近にまで迫りましたが、敵軍にいた天才軍師の巧みな戦術によって後退を余儀なくされました」ということを意味しています。
「破竹の快進撃」の例文2
「破竹の快進撃」の例文2
「破竹の快進撃」の例文2を紹介して、その意味を解説します。
「新規ビジネスが破竹の快進撃で売上を増やしているため、次の四半期でその会社の業績は急回復すると予測されています」
この「破竹の快進撃」を使った例文は、「新規ビジネスが物凄い勢いで継続的に売上を増やしているため(次々と売上を伸ばす成果を上げているため)、次の四半期でその会社の業績は急回復すると予測されている」ということを意味しています。
「破竹の快進撃」の類語・言い換え表現
「破竹の快進撃」の類語・言い換え表現
「破竹の快進撃」の類語・言い換え表現として、「旭日昇天の勢い(きょくじつしょうてんのいきおい)・飛ぶ鳥を落とす勢い・日の出の勢い・昇竜の勢い(しょうりゅうのいきおい)」などがあります。
「旭日昇天の勢い・日の出の勢い」とは「朝日が勢いよく天空に昇る様子から、非常に勢いが盛んであるさま」、「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは「飛んでいる鳥を落とせるほどに、権力権威・威勢が非常に盛んなさま」、「昇竜の勢い」は「竜が勢いよく天空に昇るように、極めて勢いが強いさま」を意味しています。
それらの意味合いから、「破竹の快進撃」と類似した意味を持っている類語・言い換え表現として、「旭日昇天の勢い・飛ぶ鳥を落とす勢い・日の出の勢い・昇竜の勢い」を挙げられます。
「破竹の快進撃」の対義語
「破竹の快進撃」の対義語
「破竹の快進撃」の対義語として、「見る影もない・斜陽・面影もない」などがあります。
「見る影もない」とは「かつて成功していた頃の勢いや活気がもう見られないさま」、「面影もない」は「以前の調子が良かった頃の活気があるすがた・様子が失われているさま」を意味しています。
「斜陽」というのは、「絶頂期(ピーク)を過ぎて下り坂になること・もっとも良い時期が終わって勢いが弱まっていくさま」を意味している表現です。
それらの意味合いから、「破竹の快進撃」と反対の意味を持っている対義語として、「見る影もない・斜陽・面影もない」を挙げられます。