「なんとも言えない」の敬語表現とは?使い方や使用例など徹底解釈

この記事では「なんとも言えない」について解説をします。

「なんとも言えない」の敬語での表現

「なんとも言えない」の敬語での表現

「なんとも言えません」「なんとも申し上げられません」となります。

「なんとも」は限定しないさまを表します。

「ない」は打消しの意で、丁寧な言い方にすると「ません」です。

「申し上げ」「申し上げる」のことで、「言う」の謙譲語です。

「なんとも言えない」を目上の人に述べるとき

「なんとも言えない」を目上の人に述べるとき

『明日伺うため、なんとも申し上げられませんことをご了承ください』

「なんとも言えない」を敬語で言い換えた場合の使い方

「なんとも言えない」を敬語で言い換えた場合の使い方

この言葉は、今の時点ではどうとは言えないときに用います。

具体的に示すことができないなら、このように伝えておくとよいでしょう。

よくわかっていない事柄を伝えてしまうと、後でどういったことになるかわかりません。

使われる場面を商品の売れ行きのことで説明をします。

新商品を3日前に発売しました。

その商品の売れ行きを話し合っているところです。

売れ行きがよければ、今後も継続して販売をしていく考えでいますが、あまりよくないようなら短期間で販売は終了にしようと考えています。

それを考えるために話し合いをしているのです。

しかし、まだ発売から3日しか経っていないので、売れ行きがよいのか、悪いのか言えない状態です。

それをこのように伝えます。

今は売れ行きがよくなかったとしても、もう少しすれば売り上げが伸びる可能性はあります。

またその反対もあります。

断定できないこのような状態で使われる言葉です。

状況によっては無責任に感じられるので、使用を控えた方がよいこともあります。

たとえば、昇進の話があったとします。

君はどうしたいのかと問われてこのように述べてしまうと、昇進のつもりはないと受け取られる可能性があります。

また、この人に任せて大丈夫だろうかとも思われてしまうことでしょう。

こういったときは、うやむやにしないようにします。

まとめ

まとめ

この言葉は、話し手の方で物事を具体的に把握していないときに用いるものです。

状況によっては無責任だと思われるので、使う場面を考えましょう。

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