「それを聞いて安心しました」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「それを聞いて安心しました」を解説します。

自信のない敬語を、正しく学んでいきましょう。

「それを聞いて安心しました」とは?

「それを聞いて安心しました」とは、いいひと言をもらった時の返事です。

例えば提出した資料を先方から褒めてもらったとき、まずまずの手ごたえを感じた場合に使います。

胸を撫でおろす状況で用いる、ほっとした気持ちを表現しています。

「それを聞いて安心しました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「それを聞いて安心しました」は飾り気のない言い回しです。

「しました」という丁寧語だけで構成されているので、近しい人だけに使えます。

厳かな場で用いると、子どもっぽく聞こえてしまうので注意しましょう。

「それ」を「そのお話」、「聞いて」を「伺って」と修正を加えていきながら、社会人としてあるべき表現に直していきましょう。

品のある言葉を用いると、それ相応の対応をしてもらえます。

「それを聞いて安心しました」を使った例文

・『そのお話を伺って、安心しました』
・『嬉しいお言葉、ありがとうございます』
・『そのお話を頂戴して、安堵いたしました』

「それを聞いて安心しました」の類語や敬語での言いかえ

「それを聞いて安心しました」を少しだけ改めたいなら「そのお話を伺って、安心いたしました」となります。

「それ」を「そのお話」、「聞いて」を「伺って」、「安心しました」を「安心いたしました」に取り替えただけですが、落ちついた言葉にまとまります。

メールの文面としてもおすすめです。

「それを聞いて安心しました」の類似表現

同じような言い方に「喜ばしい限りです」や「嬉しい限りです」も挙げられます。

どちらも好ましい気持ちを伝える、品のある言い方です。

短くありつつ、上品に仕上げています。

「それを聞いて安心しました」の敬語表現

失礼のない言い方にしたいなら「大変嬉しく存じます」と言い直します。

「存じます」は「思います」の謙譲語です。

ビジネスでは常套句のひとつなので、覚えておくとスマートです。

「それを聞いて安心しました」の返答や返信例

「それを聞いて安心しました」と先方から投げかけてもらったら、どのように返せばいいでしょうか。

この場合はすでにこちらが言葉を送り、それに対する返事をもらっている段階です。

「今後とも何卒よろしくお願いいたします」などシンプルに返していくと、程よい距離感を保てます。

いいキャッチボールを心掛けておきましょう。

まとめ

「それを聞いて安心しました」の意味と使い方をおさらいしました。

この言葉は励ましの言葉をもらい、それに対する返信文になります。

人によっては幼く聞こえてしまうので、類似表現もいくつか覚えておくと、恥をかかずに済みます。

大人の表現を、抑えておきましょう。