「ご知見を賜りたく存じます」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「ご知見を賜りたく存じます」について解説をします。

「ご知見を賜りたく存じます」とは?意味

物事に対する考えや意見をもらいたいと思うという意味です。

「ご知見」は「知見」に「ご」をつけて、相手を敬う言い方にしたものです。

「知見」には、物事に対する考え、物事に対する確かな意見という意味があります。

実際に見ることという意味もあるのですが、この言葉の場合はその意味ではありません。

「ご」は、他人の行為や他人の持ち物を表す語について、その人に対する尊敬の意を表すものです。

この場合は、考えを持っている人、つまり聞き手に対して敬意を表しています。

「賜り」は「賜る」のことで、「もらう」の意の謙譲語、「与える」の意の尊敬語です。

この場合は「もらう」の意の謙譲語として使用をしています。

「たく」は話し手の希望を表す語です。

「存じます」は、「思う」「考える」の意の謙譲語の「存ずる」に、敬意を表す「ます」をつなげたものです。

「ご知見を賜りたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手が他人の意見や考えを聞きたいときに使用をします。

「ご知見」「賜り」「存じ」と相手を敬う表現をしているので、目上の人に対して述べても失礼にはなりません。

「賜る」は「もらう」という意味でも、「与える」という意味でも使用をする言葉です。

誰がその行為をするのかによって、どちらの意味で使用しているのかが変わってきます。

この言葉の場合は、話し手が意見をもらうという意味なので、「賜る」は「もらう」の謙譲語として使用をしていることになります。

与えるという意味の場合は「お言葉を賜りました」などの表現をします。

意見をもらったときには、感謝の言葉を伝えます。

感謝の言葉も「ありがとうございます」のような丁寧なものにするようにしましょう。

「ご知見を賜りたく存じます」を使った例文

・『○○様のご知見を賜りたく存じます』
・『○○についてご知見を賜りたく存じます』

「ご知見を賜りたく存じます」の返答や返信例

意見や考えを求められているので、自分の意見や考えを述べます。

何についての意見を求めらえているのかによって、どのような答えを返すのか変わってきます。

相手は正直な意見を聞きたいはずなので、思っていることを伝えるとよいでしょう。

意見や考えがない場合は、少し考えて、自分なりの意見などを出してみてください。

まとめ

この言葉は、他人の意見や考えなどをもらいたいときに使用をします。

相手を敬う表現をしており、目上の人に対して使用をするものです。

ビジネスの場では、他人の考えを取り入れることが少なくありません。

そのようなときに使用をします。