この記事では、「臨終する」【りんじゅうする】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「臨終する」とは?
「臨終する」とは?
人がもう死ぬと分かったとき「臨終する」【りんじゅうする】と言います。
病院では、ベッドの上で仰向けに横たわる患者が息を引き取るとき「ご臨終です」と心臓が止まったことを遺族へ告げますが、「臨終する」は亡くなる間際に焦点を当てて使われている言葉です。
「臨終する」の概要
「臨終する」の概要
「のぞむ」という意味がある「臨」に、物事が終わりを告げる「終」を掛け合わせた言葉であり、死に直面した状況を指します。
もう生命が終わるとき、家族は素直に死を迎え入れてあの世へと旅立てるよう気持ちを整理する時間でもあるのです。
「臨終する」の言葉の使い方や使われ方
「臨終する」の言葉の使い方や使われ方
「家族に感謝の言葉を伝えた彼は、笑顔を残して臨終する」と自分の死を受け入れて旅立つとき、愛する者へお礼を述べます。
「孫の顔が見たいと言い残して父は臨終する」と唯一心残りがあるときの気持ちを伝えて永遠の眠りにつくわけです。
「弱り衰えた祖父は疲れきった顔で臨終する」と、いかに闘病生活が大変であったかが分かる表情を見せて亡くなる人もいます。
まとめ
まとめ
誰でも永遠の命などはなく、必ず体験する死を受け入れるその直前や、亡くなった直後のことを「臨終する」と覚えておくといいでしょう。