「鬼の目にも涙」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「鬼の目にも涙」の意味を分かりやすく説明していきます。

「鬼の目にも涙」とは?意味

「鬼の目にも涙」は、「冷酷な人でも、時には同情したり、哀れみを感じて涙を流すこともある」というたとえを表すことわざです。

普段は無慈悲な人、厳しい人が、突然優しくしてくれたり、配慮してくれることなどを言います。

「鬼の目にも涙」の概要

「鬼の目にも涙」の「鬼」は、「地獄で閻魔大王に仕える者で、人の心を持たず残虐で冷たい性格」であるとされています。

その恐ろしい鬼でも、時には人に同情して涙を流すことがあるという解釈です。

江戸時代に非常に厳しい取り立てをしていた代官が、農民に対して情けをかけて年貢の取り立てを緩めたことから使われる様になりました。

普段から他の人に恐れられる様な人に対して使われる言葉です。

「鬼の目にも涙」の言葉の使い方や使われ方

「鬼の目にも涙」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『卒論の出来が悪かったが、鬼の目にも涙で卒業できた』
・『あの上司がミスをとがめないのは鬼の目にも涙だ』
・『借金取りに見逃してもらえた、正に鬼の目にも涙だ』

まとめ

今回は「鬼の目にも涙」について紹介しました。

「鬼の目にも涙」は「無慈悲な人が、人に同情したり憐れんだりすること」と覚えておきましょう。