この記事では、「去る者は日々に疎し」の意味を分かりやすく説明していきます。
「去る者は日々に疎し」とは?意味
「去る者は日々に疎し」とは?意味
「去る者は日々に疎し」の読みは「さるものはひびにうとし」で、「死んでしまった人は次第に忘れられてしまうし、親友なども遠く離れたり長く会わないと疎遠になってしまうが、これは仕方ないことだ」との意味のことわざです。
人生の無常を説くことわざです。
このことわざは、中国の古書「文選」に収録された、「古詩十九首」の一節が由来です。
「去る者は日々に疎し」の概要
「去る者は日々に疎し」の概要
「去る者」は、先に記載した様に「亡くなった人や、時間の流れの中で会うことが少なくなった友人や知人」を意味する言葉です。
「去る者」を、相手の人が何らかの理由で、自分の近くから「去る」と言うニュアンスで捉える方が居られますが、そうした意味は込められていません。
例えば高校時代の親友と、その後の進路が異なることで次第に会う機会が減り、自然にお互いが離れた状態になることを意味しているのです。
このことわざは、まさに真理を表したものですが、余りにも無常な言葉であり、例えば進路が別になった親友と、いつかこうした状況になることは、離れる際には、決して認めたくないことだとも言えるでしょう。
「去る者は日々に疎し」の言葉の使い方や使われ方
「去る者は日々に疎し」の言葉の使い方や使われ方
・『父の17回忌法要で、去る者は日々に疎しとは、よく言ったものだと改めて感じました』
・『去る者は日々に疎しで、あれだけ一緒にいた親友とも、気付くともう10年以上も会っていない』
まとめ
まとめ
「去る者は日々に疎し」とは「死んでしまった人は次第に忘れられてしまうし、親友なども遠く離れたり長く会わないと疎遠になってしまうが、これは仕方ないことだ」と、人生の無常を説くことわざです。