この記事では、「一端をうかがう」の意味を分かりやすく説明していきます。
「一端をうかがう」とは?意味
「一端をうかがう」とは?意味
「一端をうかがう」の読みは、言うまでもなく「いったんをうかがう」で、文字通りの意味としては「物事の一部をそっとのぞくこと」です。
「一端をうかがう」の概要
「一端をうかがう」の概要
「一端をうかがう」における「一端」は、「一部や、一側面」を意味し、「うかがう」は「そっとのぞくこと」を意味します。
従って、「一端をうかがう」は二つの言葉を繋いで「物事の一部や一側面をそっとのぞく」との意味になるのです。
一般的に、この「一端をうかがう」は、その後に「知る」の言葉が付けられて、「一端をうかがい知る」との表現で、しばしば使われます。
この「うかがい知る」と使った場合には「すでに分かっていることをもとにして推測し、そのあらましを知ること」の意味となり、従って「一端をうかがい知る」は「物事の一部を推測し、それが分かること」と言った意味になります。
言い換えれば、「物事の一部が分かってきた」と言った意味になるのです。
この表現では、「うかがう」は平仮名表記としていますが、漢字表記では「窺う」となります。
平仮名表記でよいのですが、敢えて漢字表記にしようとして「伺う」と書かれることがありますが、これは明らかに誤りです。
「伺う」は「問う、聞く、訪問する」の謙譲語であり、「窺う」とは全く異なる同音異義語なので、注意が必要です。
また「一端をうかがう」と同じ意味の言葉として、「一端を垣間見る」の表現もしばしば使われます。
「一端をうかがう」の言葉の使い方や使われ方
「一端をうかがう」の言葉の使い方や使われ方
・『同じプロジェクトメンバーになって、Aさんの優秀さの一端をうかがい知ることが出来た』
・『避難所での周囲の人々への心遣いに、彼女の優しさの一端をうかがうことが出来た』
まとめ
まとめ
「一端をうかがう」とは、文字通りの意味としては「物事の一部をそっとのぞくこと」です。
「一端をうかがい知る」との表現で使われることが多く、この場合は「物事の一部が分かってきた」と言った意味になります。