「畏れる」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「畏れる」とはどんな感情を表す言葉なのでしょうか。

今回は、「畏れる」の意味について解説します。

「畏れる」とは?意味

「畏れる」とは、「近づき難く恐怖を感じると同時に敬いの気持ちを抱くこと」を意味する言葉です。

「畏れる」の概要

人ならざるものに対して抱くような感情を表す言葉で、あまりにも自分と存在の質が違いすぎるあまり手を出すことが憚られるような恐ろしくも尊い感情を表します。

宗教的な意味合いを含む恐怖の感情であり、ただ単に恐れおののくのではなく恐れの源である巨大さや強大さに対して敬意を払う気持ちを含んでいます。

一般的には神や妖怪など近づき難く得体の知れない存在に対して抱く複雑な感情を表す言葉として用いられるほか、粗暴な振る舞いが目立つ英雄などに対して持つ頼もしくも恐ろしい気持ちを表す言葉です。

暴力的な恐怖ではなく魂に響くような根源的な恐れと偉大さを含んでいます。

「畏れる」の言葉の使い方や使われ方

『山の神による祟りを畏れる』
『神罰を畏れる気持ちが宗教儀式のルーツである』

まとめ

「畏れる」は恐怖と同時に畏敬の念を含む複雑な感情を表す言葉です。

宗教的な神秘性を多分に含む言葉であり滅多なことでは使いません。

言葉の意味を正しく理解してふさわしい場面でのみ使いましょう。