「牙を噛む」とはどのような意味を持つ慣用句なのでしょうか。
今回は、「牙を噛む」の意味について解説します。
「牙を噛む」とは?意味
「牙を噛む」とは?意味
「牙を噛む」とは、「歯を強く噛み締めるほど感情が高ぶっているさま」を表す慣用句です。
「牙を噛む」の概要
「牙を噛む」の概要
怒ったり悔しかったんだと感情が高ぶると人は歯を強く噛み締めます。
何とも言えない気持ちをぐっと歯を食いしばって耐える行為は生理的なので反応あり誰にでも起こるものです。
こらえきれず歯を強く噛み締めるほど感情が高ぶっている様子を表す言葉が「牙を噛む」です。
牙を持つ動物が感情の高ぶりで噛みしめることはありませんが、本来はやらない動物でさえ歯を噛み締めるほどの強い感情を表しています。
「牙を噛む」の言葉の使い方や使われ方
「牙を噛む」の言葉の使い方や使われ方
『活躍の場を奪われて牙を噛む』
『牙を噛むほどの悔しさをバネに雪辱を誓う』
「牙を噛む」の類語や言いかえ
「牙を噛む」の類語や言いかえ
・歯ぎしりする
「ギリギリと歯ぎしりしてしまうほどいらだつこと」を意味します。
「牙を噛む」が高ぶる感情をなんとか抑えようとしている様子を指すのに対し、こちらは感情の高ぶりを抑えきれず顔に出てしまう様子を表しています。
まとめ
まとめ
「牙を噛む」が使われるのはどうにかなってしまいそうなほど感情が揺さぶられているときです。
使われる機会は多くありませんが人の気持ちに関わる言葉なので正確な意味を知っておきましょう。