「腐っても鯛」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「腐っても鯛」ということわざにはどんな意味があるのでしょうか。

今回は、「腐っても鯛」の意味について解説します。

「腐っても鯛」とは?意味

「腐っても鯛」とは?意味

「腐っても鯛」とは、「優れたものはたとえ状態が悪くなってもそれなりに価値があること」を意味する言葉です。

「腐っても鯛」の概要

「腐っても鯛」の概要

鯛は魚の中で最も高級とされる高級魚です。

集団の中で一番上等なものを表す代名詞として用いられる鯛ですが、とても傷みやすくすぐに腐ってしまう扱いの難しい魚でもあります。

腐った魚を食べると腹を壊してしまうので傷んだ魚はすぐに捨てられてしまいます。

普通の魚なら腐った時点で全く価値がなくなってしまうものですが、最上の魚である鯛に関してはたとえ腐ったとしても他の魚とは別格の扱いです。

鯛が腐っても全ての価値を失わないことになぞらえて「高い能力を持つ人や高級な品物など元々優れているものは状態が悪くなったとしても他のものに比べて高い価値が認められること」「腐っても鯛」といいます。

一線を退いたプロでもアマチュアを上回る実力を保っていたり落ちぶれた人でも立ち振る舞いに気品が見られたりなど、悪い状態でも優れていたころの名残がみられる様子を指す言葉です。

「腐っても鯛」の言葉の使い方や使われ方

「腐っても鯛」の言葉の使い方や使われ方

『引退したとはいえ元プロ野球選手だけあって腐っても鯛で、試合ではホームランを連発した』

まとめ

まとめ

「腐っても鯛」は日常会話でもよく使われることわざです。

腐るという言葉からネガティブな意味合いに思われがちですが基本的には相手を褒めるポジティブな表現です。

勘違いのないように正しい意味を覚えておきましょう。

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