この記事では、「牛の一散」の意味を分かりやすく説明していきます。
「牛の一散」とは?意味
「牛の一散」とは?意味
「牛の一散」の読みは「うしのいっさん」で、文字通りの意味は、「普段は動作ののろい牛が、何かのはずみで脇目もふらずに走り出すこと」です。
その比喩から、「普段は決断が遅くてグズグズしている人が、深い思慮もなく、むやみにはやり進むこと」を意味することわざです。
「牛の一散」の概要
「牛の一散」の概要
「牛の一散」の前に、人にそれを当てはめた場合の比喩として、「女の利発」を付けて、「女の利発牛の一散」と表現されることがあります。
この表現は、「浮世草子」に見られる古くからの表現で、「女はいくら利口でも、その考えは牛の一散のように、深い思慮もなく、むやみにはやるものだということ」を意味します。
女性が流行に敏感なことを「牛の一散」になぞらえ、揶揄する表現です。
「牛の一散」を使うことは問題ありませんが、知ったかぶりをして「女の利発牛の一散」とすると、現代社会では女性蔑視だとバッシングを受けるので、絶対に避けるべきです。
「牛の一散」の言葉の使い方や使われ方
「牛の一散」の言葉の使い方や使われ方
・『こんなゲームに多くの高齢者も熱中するとは、まさに牛の一散と言えるでしょう』
・『流行には、牛の一散の側面が必ずあります。
しかし、それを目くじら立てて非難する必要はないと思います』
まとめ
まとめ
「牛の一散」とは、「普段は決断が遅くてグズグズしている人が、深い思慮もなく、むやみにはやり進むこと」を意味することわざです。