「猫の額」はどんな様子を表す慣用句なのでしょうか。
今回は、「猫の額」の意味について解説します。
「猫の額」とは?意味
「猫の額」とは?意味
「猫の額」とは、「面積がとても狭いこと」を意味する慣用句です。
「猫の額」の概要
「猫の額」の概要
猫の顔を見てみると大きな目と耳に囲まれて額はほんのわずかしかありません。
猫の顔に占める額の割合が非常に少なく広さも狭いことから「限られた面積しかなくとても狭いこと」を「猫の額」といいます。
一般的には土地の面積に対して用いられ、用途によっても異なりますが使えなくはないがギリギリいっぱいで十分にゆとりがあるとは言えない程度の狭さを示す言葉です。
狭小住宅しか建てられないような狭い土地や自分が食べる程度にしか収穫が見込めない家庭菜園など、利用価値はあるものの全くゆとりがなく人に見せるのが恥ずかしい程度の狭さを表します。
「猫の額」の言葉の使い方や使われ方
「猫の額」の言葉の使い方や使われ方
『猫の額ほどしかないわずかな土地に家を建てた』
『銀座の土地は猫の額ほどの広さでも数億円の価値がある』
「猫の額」の類語や言いかえ
「猫の額」の類語や言いかえ
・ウサギ小屋
「とても狭い住宅の例え」です。
「猫の額」が平面の面積が狭いことを表すのに対し、こちらは立体である建物の狭さに対して用いられます。
まとめ
まとめ
「猫の額」はとてもユニークな慣用句です。
不動産業界などでは普通に使われている言葉なので正しい意味を覚えておきましょう。