「体裁を取り繕う」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「体裁を取り繕う」はどんな様子を表している言葉なのでしょうか。

今回は、「体裁を取り繕う」の意味について解説します。

「体裁を取り繕う」とは?意味

「体裁を取り繕う」とは、「とりあえず見た目を良くすること」を意味する言葉です。

「体裁を取り繕う」の概要

「体裁を取り繕う」の「体裁」とは外から見えるものの形を意味します。

中に味が変わらない外見だけを指す言葉で、一般的には「他人から見られている自分の見た目」という意味で使われています。

「取り繕う」の意味は「一時しのぎで見せかける」です。

「繕う」の本来の意味は「衣服や布地などを修繕すること」で破れ目を糸で縫ったり継ぎ当てをしたりして傷んだ衣服や布地を修理し使えるようにすることを意味します。

「取り」は「取り急ぎ」など「その場をしのぐため一時的に」という意味を表し、一言で言うならば「とりあえず」に当たります。

「体裁を取り繕う」はその場をしのぐため応急的に身なりや状況を改善して良くすることを意味しますが一応見た目は良くなっているものの長持ちはせず、ちょっとしたことでボロが出てしまうようなごまかしの意味合いを含みます。

「体裁を取り繕う」の言葉の使い方や使われ方

『財政事情を知られるわけにはいかないので身につけるものだけにはお金をかけて体裁を取り繕う』

まとめ

「体裁を取り繕う」は本質とはかけ離れた外見で周囲を欺く行為です。

理由や事情によって意味合いが変わる言葉なので使い方に注意してください。