「鼻がきく」はどのような意味で使う慣用句なのでしょうか。
今回は、「鼻がきく」の意味について解説します。
「鼻がきく」とは?意味
「鼻がきく」とは?意味
「鼻がきく」とは、「わずかなきっかけから自分にとって得になる物事を見つけ出す能力に優れていること」を意味する慣用句です。
「鼻がきく」の概要
「鼻がきく」の概要
本来は匂いを嗅ぎ分ける嗅覚が優れていることを意味する言葉ですが、慣用句として用いられる場合は「目に見えず耳にも聞こえない物事を見つけ出す能力に長けている」という意味で使われます。
目に見えず耳で聞くこともできない物事を巧みに見つけ出すさまを匂いだけで探り当てる様子に例えて「鼻がきく」と表現します。
一般的には儲け話など自分にとって利益のある話をわずかな手がかりからいち早く見つけ出す優れた察知能力を指し、情報収集能力に長けていることを評価すると同時に利益に敏感な貪欲さを指摘する表現です。
「鼻がきく」の言葉の使い方や使われ方
「鼻がきく」の言葉の使い方や使われ方
『彼は鼻がきくので儲け話を見逃すはずがない』
『鼻がきく連中に知られるとまずいので秘密厳守を徹底する』
まとめ
まとめ
「鼻がきく」は優れた能力に対して使う言葉ですがあまりいい意味合いではありません。
貪欲さや抜け目のなさなど利益に汚いニュアンスを含む表現なので使い方に注意しましょう。