「一長一短で身につく」は何を表す言葉のでしょうか。
今回は、「一長一短で身につく」の意味について解説します。
「一長一短で身につく」とは?意味
「一長一短で身につく」とは?意味
「一長一短で身につく」とは、「一朝一夕で身につく」の誤用から誕生した言葉で「長所だけではなく短所も同時に習得してしまうこと」という意味で使われます。
「一長一短で身につく」の概要
「一長一短で身につく」の概要
簡単に身につくことを表す慣用句として「一朝一夕で身につく」というものがあります。
一朝一夕とは朝と夕を表しており朝と夕だけ、つまりとても短い時間を指しています。
一朝一夕に身につくとは1日もあれば習得できてしまう、というとても簡単なものを表す慣用句で一般的には「一朝一夕に身につくものではない」という否定の形で困難さを意味する言葉として用いられる表現です。
「一長一短で身につく」というのは一朝一夕で身につくの誤用から生まれた言葉です。
長所と短所を併せ持つことを「一長一短」といいますが、一朝一夕と似ていることから誤って使われたのが始まりとされています。
本来は誤った表現ですが繰り返し使われるうちに一長一短の意味を用いた新しい言葉として定着し「良いところだけでなく悪いところも同時に身についてしまうこと」を指す新しい慣用句として使われています。
まとめ
まとめ
「一長一短で身につく」は誤用から誕生した慣用句です。
すでに新しい意味で広く使われていますが、いまだに「一朝一夕で身につく」を誤用して使う人もいるので注意しましょう。