「師事を受ける」とはどんな意味の言葉なのでしょうか。
今回は、「師事を受ける」の意味について解説します。
「師事を受ける」とは?意味
「師事を受ける」とは?意味
「師事を受ける」とは、「師事する」と「教えを受ける」が混ざってできた誤用です。
「師事を受ける」の概要
「師事を受ける」の概要
師匠として尊敬し教えを請うことを「師事」といいます。
手本となる人を選びその人のもとに弟子入りすることを「師事する」といい、師から知識や技術などを教えてもらうことを「教えを受ける」と表現します。
「師事を受ける」は正しい日本語ではありません。
「師事」は師匠と認めて教えを請うことなので「受ける」という受け身の表現を使うのは誤りです。
「師匠の下で習い覚える」という意味を表すのであれば「師事する」もしくは「教えを受ける」だけで通じます。
自分が師になる場合は「師事される」という表現を使います。
「師匠として多くの人からの支持を得る」の意味で使われるケースもありますがこれも御用です。
「師事を受ける」の言葉の使い方や使われ方
「師事を受ける」の言葉の使い方や使われ方
『師事を受けるという言い方は正しくない』
『誤用なので師事を受けるという言葉を使うべきではない』
まとめ
まとめ
「師事を受ける」は似たような意味を持つ二つの言葉から生まれた誤用です。
なんとなく意味が通じてしまうため勘違いしている人が多い表現ですが、明らかな誤りなので使わないようにしましょう。