「鼻にかける」の意味
「鼻にかける」の意味
「鼻にかける」というのは「自慢する」という意味です。
「得意がる」ということであり、例えば「成績が良いのを鼻にかける」などと使われます。
これは鼻に何かをかけられたということではなく、高い鼻が元になっている表現です。
アヘン戦争が起こっていた時、僕は「自分たちこそ世界の中心だ」と考えていました。
その一方で中国はアヘン戦争に敗れ、それによって西洋人が入り込んできたことによって彼らは西洋人に対し、高慢な人種だというイメージを持つようになりました。
そして西洋人がアジア人よりも高い鼻を持っていたことから、この表現が生まれたと考えられています。
「鼻にかける」の読み方
「鼻にかける」の読み方
「鼻にかける」の読み方は、「はなにかける」になります。
日常的にも使われますので、ぜひ覚えておきましょう。
「鼻にかける」の表現の使い方
「鼻にかける」の表現の使い方
「鼻にかける」の表現の使い方を紹介します。
「鼻にかける」というのは教養として知っておきたい言い回しの1つです。
何かを自慢する人に対して「鼻にかける」という表現が使え、例えば「彼女は旦那さんの給料がいいからと鼻にかけている」などと言えます。
子供の成績が良いと自慢している人がいたら、「彼女はいつも子供の成績が良いと鼻にかけている」といえます。
「鼻にかける」を使った例文と意味を解釈
「鼻にかける」を使った例文と意味を解釈
「鼻にかける」を使った例文とその意味を解釈していきます。
「鼻にかける」を使った例文1
「鼻にかける」を使った例文1
「彼はいつも自分の学歴の高さを鼻にかけています」
最近は大学に行く人が増えましたが、その中でもハイレベルの大学を卒業している人だと、その学歴を「鼻にかける」ことがあるかもしれません。
自分はどこの大学出身である、自分の旦那さんはどこの大学を出ている、自分の子供はどこの大学に通っている、などと自慢されると嫌になってしまうのではないでしょうか。
「鼻にかける」を使った例文2
「鼻にかける」を使った例文2
「彼は自分の外車を鼻にかけているが、最近ぶつけたらしいよ」
外車を購入すると、周りに見せたいと感じてしまうかもしれません。
しかし、だからといって周りに「鼻にかけてばかり」いたら、周りから敬遠される可能性もあります。
また、もしもぶつけてしまった場合などに白い目で見られる可能性もあると言えるでしょう。
「鼻にかける」の類語や類義語
「鼻にかける」の類語や類義語
「鼻にかける」の類語や類義語を紹介します。
「自慢する」【じまんする】
「自慢する」【じまんする】
「自慢する」というのは「自分のことや自分に関係深いものを自分で褒め、人に誇る」という意味です。
「成績を自慢する」などと使われます。
「調子に乗る」【ちょうしにのる】
「調子に乗る」【ちょうしにのる】
「調子に乗る」というのは「仕事などに弾みがついて順調に進む」という意味もありますし、「おだてられても得意になって何かをする」という意味もあります。
「自分を過大評価する」という時にも使われます。