ここでは「そのため」という言葉の意味や使い方や類語等について、使用例を交えつつ解説していきます。
「そのため」の意味
「そのため」の意味
「そのため」は文章と文書をつなぐ接続詞の一種です。
前述の内容を原因として、後に続く事柄が起きるということを示しています。
特に物事の客観的な事実を述べるときに使用します。
書き言葉、話し言葉どちらでもよく使われる接続詞になります。
「そのため」の敬語での使い方や表現方法
「そのため」の敬語での使い方や表現方法
この言葉は、目上の方に使用しても問題ありません。
むしろ「なので」や「だから」といった口語的な接続詞の丁寧な言い方として使われています。
あくまでも接続詞なので、これを使用することで文章が丁寧になるわけではありません。
前後の文章そのものを丁寧語で表現することは必要です。
また、類語として「よって」「したがって」「それゆえに」といった原因と結論を表す接続詞があります。
これらは少々堅苦しい印象があり、会議や書面など改まった場での使用はふさわしいのですが、前後の文章も格式ばった難解なものになりがちです。
口頭やビジネスメールなどでは「そのため」を使っていきましょう。
「そのため」の言い換えや使用例
「そのため」の言い換えや使用例
・『今日は発熱があり、そのため、午前の会議に参加できません』
・『これから寒い日が続きます、そのため、暖房器具をメンテナンスしましょう』
・『円安が続いている、それゆえに、各家庭の食費が増大した』
「そのため」は原因と結論を結ぶ接続詞ですから、過去の事柄、これからの未来の事柄、時系列は問わずつなげられます。
口語、文語どちらでも違和感のない丁寧表現です。
「それゆえに」という類語での表現だと、あまり会話上では用いられることはありません。
まとめ
まとめ
「そのため」とは原因・理由を述べる文とそれによって起こる結果・結論をつなげる接続詞です。
この接続詞は敬語表現の文章をつなげる際にも適しています。
物事の報告は、ビジネスはもちろん様々なシーンで必要になります。
相手に分かりやすく伝えるために使用していきましょう。