ここでは「改善ポイント」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「改善ポイント」とは?
「改善ポイント」とは?
「改善ポイント」は、よりよくするための点という解釈になります。
よく間違えられるのが、直すべき点という解釈ですが、この「改善」は悪いところを直すといった使い方をする言葉ではなく、よりよくするという意味になります。
よって、この「改善ポイント」とした時には、それがある製品であれば、もっと使いやすくするために色々な点を考えるといったような用い方になり、「改善ポイントのうちの1つは、操作ボタンを大きくすることだと思います」などと使われます。
この使い方では、現状ではその操作ボタンが小さく、それをもっと大きくすれば更に使いやすくなるだろうと考えてのことからで、決して不具合の類いではなく、それがもっとよくなるために考えるべき点、考えている点のことをこのように表現して使います。
「改善ポイント」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「改善ポイント」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「改善ポイント」は、基本的にそのように使った人がその点を何とかすればもっとよくなるだろう、よくなるはずだと思って使うものです。
そのため、ある対象のこの「改善ポイント」をそれぞれの人が挙げていくと、その内容はバラバラだったり、被っているものも多いなどということになりますが、どれもその人なりに思う「改善ポイント」なので、どのようなものがあっても間違っている訳ではありません。
市販品のそれを実際のユーザーから募集し、次の後継機に反映させるといったことがメーカーや製品によっては行われており、これをよりよくするためにはどうしたらいいかという意見を広く聞きたい時にはそのような手段がとても有効です。
口語、文章のどちらでも使うことができますが、具体的にその点を挙げていくには文章の方が向いているため、そちらでその内容と共に使われることが多いです。
「改善ポイント」を使った例文
「改善ポイント」を使った例文
・『改善ポイントが3点挙げられているが、どれを採用しようか悩んでいる』
・『改善ポイントとして、是非この点を変えて欲しいという要望がいくつかあったと聞いている』
「改善ポイント」の類語や言い替え
「改善ポイント」の類語や言い替え
・『改善点』
全て漢字にした形で、無理に「点」を「ポイント」と言い替えていない、言ってしまえば本来の表現になります。
ビジネスであまり横文字を好まない人や年配の人が多い場合には、こちらにして使うといいかも知れません。
まとめ
まとめ
「改善ポイント」は、よりよくするための点という意味で使われています。
不具合などの直すべき点ではなく、そちらと間違えて使っている例が少なくありませんが、そのようには用いない表現なので注意してください。