「さらなる」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「さらなる」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「さらなる」とは?

「さらなる」とは?

「さらなる」は、より一層のといった意味で使われている言葉です。

「この製品はさらなる改良が必要だ」のような用い方になり、この場合、その製品はより一層改良しなくてはいけないという解釈で使っています。

そのような使い方をすることが多いため、いい意味で用いられる言葉だと思いきや、悪い方のより一層という解釈で使うこともできます。

それほど多く見られる用い方ではありませんが、例えば「今後、さらなる状況の悪化も考えられます」といったような形で使われた時がそれにあたり、これからより一層状況が悪くなるかも知れないと表現しています。

よって、何かの状態や状況などがそのどちらかの方向に向かっている、そうなることになるだろうといったような使われ方になり、上の2つの例からも分かるように、様々な対象に用いることができます。

「さらなる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「さらなる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「さらなる」は、口語、文章のどちらでも使うことができますが、文章の場合は平仮名のままでなく、「更なる」と漢字にして使っていることが多いです。

無理にそちらにする必要はありませんが、ビジネスシーンの中や堅い場に提出されるような文章では漢字の方が締まって見えるため、場面によってはそちらにして使う方が向いています。

前述のように、使い方次第でいい意味、悪い意味のどちらにもなりますが、実際には「今後のさらなる発展を期待したい」「さらなる高みを目指すべきだ」などと、いい方で用いられていることが多く、特にビジネスシーンではあまり悪い方の解釈になる使い方は見聞きしません。

そのため、悪い意味になる使い方は、そのような用い方もできるという程度に覚えておいてもいいかも知れません。

「さらなる」を使った例文

「さらなる」を使った例文

・『当社では、若手社員のさらなる可能性に期待している』
・『これを今月中に終わらせるためには、さらなる頑張りが必要になりそうだ』

「さらなる」の類語や言い替え

「さらなる」の類語や言い替え

・『今以上の』
今の状態や状況以上に、今よりももっとという解釈になり、ほとんどの「さらなる」の使い方はこちらに言い替えることができます。

上の例文のいずれもその例にあたり、用い方によって、いい意味、悪い意味のどちらにもなるという点も一緒です。

まとめ

まとめ

「さらなる」は、より一層のという意味で使われています。

そのような方向に何かが向かっている、そうなるだろうといったような用い方になり、使い方次第でいい意味、悪い意味のどちらにもなりますが、多くはいい意味の方で使われています。

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