「一身上の都合により」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「一身上の都合により」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「一身上の都合により」とは?

「一身上の都合により」とは?

「一身上の都合により」は、自分自身の都合により、という意味になる言葉です。

ただし、そのままの解釈でそういった都合がある時にいつでも使うことができるという訳ではなく、主に職場を辞めて退職する時に用いる定型句となっています。

つまり、退職願に相当するものの中で退職理由として使われる表現で、そちらでは細かくその理由を説明することなく、この表現だけで済ますのが一般的です。

よって、「一身上の都合により、○月△日をもって退職させていただきたく、お願い申し上げます」といったような使い方になり、このような形以外ではあまり使われません。

言葉の意味としては、自分の都合であれば、退職時以外にも問題なく使えそうなものですが、畏まった表現になってしまうことと、通常は先のような使い方をするものだと考えられているため、それ以外の場面ではまず使わないものです。

「一身上の都合により」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「一身上の都合により」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「一身上の都合により」は、実質的に退職時の理由という使い方になる表現です。

その際の退職願の中以外に、退職理由を尋ねられたような場合にも使うことができますが、やはりそのような用い方になる表現のため、本来の意味で自由に使えるという性質ではありません。

その時には以下で類語として紹介する表現を用いるとよく、そちらであれば問題なく自分自身の都合だという意味で使うことができます。

何故この「一身上の都合により」という表現が退職時の定型句となっているのかについてですが、そのように使えば他の理由を述べる必要がないことと、それ以上聞かれることもなくなるためです。

そして、誰かが退職した理由として用いるできるので、そのような使い方もまま見られます。

「一身上の都合により」を使った例文

「一身上の都合により」を使った例文

・『一身上の都合により、○月末をもって退職することになりました』
・『○○は一身上の都合により、先月末で退社いたしました』

「一身上の都合により」の類語や言い替え

「一身上の都合により」の類語や言い替え

・『私事になりますが』
この「私事」も自分自身の都合という意味になる表現で、前述のように、こちらであれば普通にその理由で用いることができます。

その事情と共に、「私事になりますが、その日は家庭の事情がありまして、欠席させていただきます」のような使い方をする表現です。

まとめ

まとめ

「一身上の都合により」は、主として退職時の理由として用いられる表現です。

それ以外の使い方をすることはあまりなく、その理由としての定型句だと覚えておけばいいでしょう。

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