「今後もより一層精進してまいります」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「今後もより一層精進してまいります」について解説をします。

「今後もより一層精進してまいります」とは?意味

これからもさらに励んでいきます、という意味です。

「今後」は、これから先のことを意味しています。

「も」は同じような事柄があることを表します。

つまり、精進はこれまでもしていたということです。

「より一層」は、程度がさらに進むさまを表します。

「精進」は、一生懸命に取り組むこと、一つのことに集中して努めることという意味です。

「まいり」は「まいる」のことで、「行く」の謙譲語・丁寧語です。

「ます」は敬意を表します。

「今後もより一層精進してまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、今までよりもさらに励んでいく気持ちを伝える際に用います。

「今後も」なので、これまでも精進をしてきました。

「より一層」なので、これまでよりもさらに励むという意味になります。

これまで励んでいなかった場合には、「今後も」とはいいません。

たとえば、このような場面で使用をします。

仕事のことで上司に褒められました。

褒められてうれしく、ますます頑張ろうという気持ちになりました。

今まで怠けていたわけではありません。

これまでも仕事に励んできましたが、今までよりももっと励もうという気持ちを持ったのです。

その気持ちを伝える際に用います。

また、決意表明やあいさつの際にも使われます。

年賀状の場合だと、これからも頑張るのでよろしくお願いします、といった意味で使われます。

「精進」は「努力」「励む」などと言いかえることができます。

力の限りを出して取り組もうという気持ちを表す言葉です。

「今後もより一層精進してまいります」を使った例文

・『今後もより一層精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします』

「今後もより一層精進してまいります」の返答や返信

努力をしようという前向きな気持ちを持っているので、その気持ちを肯定するような言葉を返します。

自分よりも下の立場の者がこの言葉を伝えるので、「頑張ってください」という気持ちを伝えても問題ありません。

しかし「頑張って」はふさわしくないことがあります。

応援する気持ちは、「期待しています」「成功をお祈りします」などの言葉で伝えることができます。

ある物事に励もうとやる気を持っているので、その気持ちを大切にしてあげましょう。

まとめ

この言葉は、話し手側の努力しようという気持ちを伝えるものです。

「今後も」なので、これまで努力をしてきた人が用いるものです。

励んで行こうという気持ちは大切です。

しかし、無理をし過ぎないようにしましょう。