この記事では、ビジネスシーンで使われることのある「度重なる不祥事」との表現について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「度重なる不祥事」とは?
「度重なる不祥事」とは?
「度重なる不祥事」における「度重なる」とは、「同じような事案が頻?に起こること」を意味する言葉です。
「度」は「回数」のことで、これが「重なる」すなわち「繰り返し起きること」なので、先の意味となるのです。
また、「不祥事」とは「不都合な事件や、社会的に糾弾されるような事柄」を意味します。
従って、「度重なる不祥事」とは、「何度も繰り返し起きる不都合な事件や、社会的に糾弾されるような事柄」との意味になります。
「度重なる不祥事」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「度重なる不祥事」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「度重なる不祥事」は、会社が社会の人に対して企業倫理の欠如により、大きな迷惑を掛けるようなことを、何度も繰り返したような場合に使われます。
また、社内において業務上横領などの問題を社員が起こした場合や、社員が業務とは全く関係ない重大な犯罪行為を起こし、それが次々と発生して、会社の信用が失墜するような事態になった際に、経営者が社会に対して、その管理責任の観点から謝罪する際に、「弊社社員が度重なる不祥事を起こし、誠に申し訳ございません」と謝罪の言葉において使ったりします。
ここで、「度重なる」とは具体的に「何度ぐらいの回数」について使うべきかの疑問が起きますが、それは裏返して言えば、何回ぐらいなら許容できるのかと言う問いになります。
ちょっとした社員の不正行為なら3~4回は許容されたとしても、会社ぐるみと見なされる不祥事なら、2回起こせば「度重なる」と表現されることもあります。
すなわち、ことの重大さや、社会に与える影響度や、企業体質とかかわる事柄か等により、異なってくると言えます。
「度重なる不祥事」を使った例文
「度重なる不祥事」を使った例文
・『弊社社員が、度重なる不祥事を起こした事に対し、経営者として深くお詫び申し上げます』
・『あの会社は、会社ぐるみと言われても仕方ない度重なる不祥事を起こし、完全に信用を失墜しました』
「度重なる不祥事」の類語や言い換え
「度重なる不祥事」の類語や言い換え
「度重なる」の類語としては、「何度もの」や「度々の」や「幾度もの」が挙げられます。
また、「不祥事」の類語としては「スキャンダル」や「不正」や「犯罪行為」等があります。
従って、これらの類語を組み合わせて、「度重なる不祥事」は「何度ものスキャンダル」や「度々の不正」や「幾度もの犯罪行為」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
まとめ
「度重なる不祥事」とは、「何度も繰り返し起きる不都合な事件や、社会的に糾弾されるような事柄」との意味の言葉です。