「確認でき次第」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われる言葉の「確認でき次第」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「確認でき次第」とは?

「確認でき次第」における「確認」は、「はっきりと確かめたり、認めること」を意味の言葉で、「次第」には色々な意味がありますが、ここでは「その動作が済むと直ちに」と言った意味の接尾語として使われています。

従って、「確認でき次第」とは、「はっきりと確かめることが出来ればすぐに」と言った意味になります。

「確認でき次第」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「確認でき次第」は、ビジネスシーンでは、外部の方とのやり取りにおいて、以下の様なケースで使われます。

まず、一つは先方から書類等が送付され、それを確認した上で、何らかの返答をするシチュエーションがあります。

この場合、例えば「書類を確認でき次第、お返事申し上げます」等と使われます。

また、自分では判断できなかったり、決定する権限がない場合には、上司に相談したり判断を仰ぎますが、その結論を上司から得ていない場合には、「私の一存では決められませんので、確認でき次第、改めてご連絡させていただきます」等と使われることもあります。

さらに、クレームを電話で受けたような場合には、その内容が真実か即座に判断できませんし、また原因も分かりません。

そんな時に「確認でき次第、改めてご連絡いたしますので、少々お時間をいただけないでしょうか」等と使われることもあります。

また、社内外の会議の日程等の問い合わせがあった際に、まだ決定していなかったり、自分が把握していない場合に、「詳細が確認でき次第、ご連絡いたします」等とも使われます。

ちなみに、「確認でき次第」と同じ意味として、「確認次第」や「確認し次第」との言葉が使われることもあります。

「確認次第」は「確認でき次第」の「でき」を省略した表現で、「確認し次第」は「確認する」の連用形に「次第」を付けたものと推察されます。

しかし、間違った表現だとの考え方もあるので、「確認」と「次第」の関連性が明確な「確認でき次第」を使った方が無難だと言えます。

「確認でき次第」を使った例文

・『詳しい日程が確認でき次第、改めてご連絡申し上げます』
・『納期が遅れていて申し訳ありません。発送日が確認でき次第、ご連絡申し上げます』
・『確認でき次第、ご連絡いたしますので、今しばらくお待ちいただけないでしょうか』

「確認でき次第」の類語や言い換え

「確認でき次第」は、「分かり次第」や「明確になり次第」や「確かめたらすぐに」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「確認でき次第」とは、「はっきりと確かめることが出来ればすぐに」と言った意味の言葉です。