「私事で恐縮ですが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「私事で恐縮ですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「私事で恐縮ですが」とは?

「私事で恐縮ですが」とは?

「私事で恐縮ですが」は、公用(仕事)ではなく、個人の都合になるという場合に用いる表現です。

そのため、ビジネスシーンで使われることがほとんどで、「私事で恐縮ですが、子供の入学式がありますのでその日はお休みいたします」といったような用い方になり、このように自分自身の都合で仕事を休む時、またはそれに少しでも支障が出ると思った場合に使うことが多いです。

また、あまり見られない使い方ですが、信仰している宗教上の理由でといった時にも用いられることがあり、「私事で恐縮ですが、信仰上の都合からそちらに出向くことはできません」などという使い方がそれにあたります。

どういったことがそれに該当するのかと言うと、有名な神社、仏閣を巡る行程が予定されているといったような時が多く、それらは日本の神々や仏教に由来するものなので、他の宗教では立ち入ることが好まれない場合があるからです。

「私事で恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「私事で恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「私事で恐縮ですが」は、口語、文書を問わず、公用に対して私事と使うものなので、プライベートなシーンで使うことはまずありません。

公用ではないことを伝えるための表現であることからもそれが分かりますが、この表現と共に何がそれなのかと伝える事情は、基本的に一時的に仕事などに穴を開けることにはなるものの、大きな支障をきたすような内容ではないことが求められます。

そのため、その日はこういった個人の都合から休みます、一時的に席を外しますといったものになることが多く、ビジネスシーンでそのような時に使われています。

また、その会社を退職するという時にも用いることがあり、その場合には「私事で恐縮ですが、3月末をもって退職することになりました」などと用いることになり、その退職もまた自分自信の都合だという解釈で使っています。

「私事で恐縮ですが」を使った例文

「私事で恐縮ですが」を使った例文

・『私事で恐縮ですが、その日は法事がありまして、お休みさせていただく予定です』
・『私事で恐縮ですが、本日は12時から2時間ほど外出させていただきますので、その後でしたら大丈夫です』

「私事で恐縮ですが」の類語や言い替え

「私事で恐縮ですが」の類語や言い替え

・『私用により』
こちらも同様に自分自身の都合となる時に使える表現です。

この表現の場合、その用事が何かということを特に添える必要はなく、それも含めて「私用」という表現でまとめることができます。

よって、「私事で恐縮ですが」より用いやすくなっていますが、その事情まで伝えておいた方がいいという場合もあるため、場合に使い分けてください。

まとめ

まとめ

「私事で恐縮ですが」は、公用ではなく、自分の都合による事情がある場合に用いられます。

そのためにお休みする、一時的に退席するといった時に先の事情と共に使ってください。

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