「すぐに伺います」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われるフレーズの「すぐに伺います」について、その意味や使い方や敬語表現等を徹底解説します。

「すぐに伺います」とは?

「すぐに伺います」における「すぐに」は、漢字表記は「直ぐに」で、「時間を置かないでや、ただちに」と言った意味の言葉です。

また「伺います」の読みは「うかがいます」で、「訪問する」や「行く」の謙譲語の「伺う」に丁寧語の「ます」が付けられた言葉です。

従って、「すぐに伺います」のフレーズは「ただちに行くや、ただちに訪問する」との意味の丁寧な敬語表現となります。

「すぐに伺います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズは丁寧な敬語表現なので、上司や取引先の方等の目上の人に使うべき表現です。

一般的には、何かトラブルが生じた場合や、急に依頼する必要が生じた場合に、上司や取引先の方から一報があり、それに返答するフレーズとしてよく使われます。

このフレーズにおいて、「すぐに」は「ただちに」との意味なので、即刻訪問することを指します。

従って、同じオフィス内に居る上司とのやり取りなら、この返答をしてすぐに向かうとお互いに受け取れます。

しかし、取引先の方の場合には、「すぐに」向かっても時間を要するのが普通なので、どうしても曖昧な表現となってしまいます。

この曖昧さをなくすために、到着時間を推定して「〇〇時??分頃に」と表現した方が、望ましいと言えるでしょう。

同じ様なシーンで、「すぐに参ります」と使われることもありますが、「参る」も「訪問する」や「行く」の謙譲語なので、両フレーズは同じ意味だと考えて問題はありません。

ただし、本来は「伺う」には、その先に目上の人が居て、目的をもって「行く」場合に使われるのに対し、「参る」には「行く」先に目上の人が居なくても、散歩のように目的がなく「行く」場合にも使える言葉であるので、他のシーンで使う場合には注意が必要です。

「すぐに伺います」を使った例文

・『了解いたしました、すぐに伺います。45分後には、御社のオフィスに到着できると存じます』
・『申し訳ありません。すぐにお伺いします』

「すぐに伺います」の類語や言い換え

「すぐに」の類語としては「今すぐ」や「即刻」が挙げられます。

また「伺います」の類語としては、先にも記した訪問します」が挙げられます。

従って、「すぐに伺います」は「即刻伺います」や「今すぐ訪問します」と言い換えることが出来ます。

また敬語表現を替えて、「すぐにお伺いします」と、敬意を高めることも可能です。

まとめ

「すぐに伺います」のフレーズは「ただちに行くや、ただちに訪問する」との意味の丁寧な敬語表現です。