ここでは「とんでもないことです」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「とんでもないことです」とは?
「とんでもないことです」とは?
「とんでもないことです」は、3つの使い方のある表現です。
その1つ目は、相手からの感謝の言葉や提供される内容などが自分(たち)にはもったいないと思って使う場合で、その相手に対する謙譲表現になります。
「とんでもないことです。
お役に立てて何よりでございます」などという使い方になり、そんな言葉や内容はもったいない、過剰に高い評価ですと伝えることができます。
もう1つは、それはものすごいことだという意味になり、「それを10年も続けているとは、とんでもないことです」のような使い方になります。
そして、その応用と言える解釈で、あってはならないことだと使うこともでき、そちらの例では「そこまでの値引きを要求されるとは、とんでもないことです」といったように用いられます。
後者の2つの使い方の場合、驚きの表現にもなっており、その感情も同時に相手に伝えることができます。
「とんでもないことです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「とんでもないことです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「とんでもないことです」は、口語、文章のどちらでも使うことができ、ビジネスシーンでもまま見聞きすることがあります。
特に最初に紹介した意味での使い方で、その相手への謙遜から用いていることが多いです。
少し形を変えて「とんでもございません」とした形でも見聞きすることがあり、こちらにしても使い方は同じですが、このようにしてしまうと他の解釈では使うことはできなくなります。
謙譲表現としてもったいないことだという意味にしかならなくなってしまうので、そちらに注意してください。
ですが、そのような形にすると意味を1つに絞ることができるため、遭えてその形で用いることで解釈を容易にできるという点があります。
「とんでもないことです」とんでもないことですを使った例文
「とんでもないことです」とんでもないことですを使った例文
・『それほどの感謝に見合うことは全くしておりませんので、とんでもないことです』
・『これだけの資料でそこまでやってしまうとは、とんでもないことです』
「とんでもないことです」の類語や言い替え
「とんでもないことです」の類語や言い替え
・『恐れ多いことです』
この表現は、「とんでもないことです」を自分(たち)にはもったいないという解釈で使う場合の言い替えになります。
こちらにしてもほとんど意味は変わらず、どちらかと言えばビジネスシーンにはこの表現の方が向いています。
まとめ
まとめ
「とんでもないことです」は、紹介した3つの意味で使われています。
大きく分けると2つになり、謙遜の意味でもったいないと使う時と、驚きの表現として用いる場合になりますが、その区別はそれほど難しくなく、使われている文脈からすぐに判断できます。