「今後もよろしくお願いします」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

よく耳にする「今後もよろしくお願いします」ですが、使い方の注意点を覚えていないと、ビジネスシーンや目上の方に失礼になってしまう可能性があります。

しっかりとおさえるところはおさえて、ワンランク上のやり取りをしましょう。

「今後もよろしくお願いします」とは?

意味合いは言葉の通りで、これからも、以後もよろしくお願いしたいという気持ちを表しています。

プラスの意味合いで使われることがほとんどで、良い関係をずっと続けたい、末永くお付き合いをお願いしたいといった気持ちが含まれています。

ただ、「今後も」という表現は敬語や丁寧語ではなく一般的な言いまわしです。

より敬語やビジネスに適した表現にするには、「今後とも」とした方がよいでしょう。

「とも」には「一緒に」や「また」といった意味があります。

ですので「今後とも」とすると、ずっと長くという意味合いが強くなります。

「今後もよろしくお願いします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

少しカジュアルな印象になってしまう「今後もよろしくお願いいたします」ですが、けっして間違いではありません。

しかし。

ビジネスシーンでは「今後ともよろしくお願いします」の方がベストです。

「今後とも」とすると、相手に感謝を伝えるニュアンスが強くなります。

「今度も」だと、単純にこの先に重点を置いたニュアンスになります。

会話や文書、メールなど幅広く使われます。

文章やメールでは文末に使われることが多いです。

会話でも締めくくりのタイミングで使うことが多いです。

付き合いを続けていくことが前提の言葉ですから、一回限りとわかっている場面で使うのは失礼です。

また、付き合いがある相手であっても、謝罪のときには使いません。

「今後もよろしくお願いします」の正しい敬語表現

より敬語やビジネスに適した敬語表現は「今後ともよろしくお願いします」

さらにかしこまった言い方では「今後ともよろしくお願いいたします」

このように少し言葉を加えるだけで、グッと印象も品が良くなります。

「今後もよろしくお願いします」を使った例文

・『先日は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします』
・『ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします』
・『お互いの発展のため、今後ともよろしくお願いいたします』

「今後もよろしくお願いします」の類語や言い替え

言い換えも同じ意味で可能です。

『今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします』
『引き続き よろしくお願いいたします』
『今後ともお引き立てのほど よろしくお願いいたします』

まとめ

「今後もよろしくお願いします」はビジネスの世界では、頻繁に使われます。

そのため意味を把握して使わないとニュアンスが違ってしまうことケースもでてきます。

感謝を強めたいなら「今後とも」とするのがおすすめです。

また謝罪や一度きりのお付き合いと事前にわかっているなら使わないのがルールです。