「何時まで勤務でしょうか」の敬語とは？言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「何時まで勤務でしょうか」とは?

ビジネスにおけるメールや会話での使い方や敬語の使い方を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「何時まで勤務でしょうか」とは?

このフレーズでの「勤務」とは本来の意味である「会社で働くこと」というよりは「勤務時間」のことを表わしていると考えられます。

また「何時まで」という尋ね方のため、具体的には「終業時間」あるいは「定時」について意味しているといえます。

すなわち、この言いまわしの意味は、「あなたの会社の終業時間は何時ですか?」「あなたの会社の定時は何時ですか?」「あなたは何時に勤務を終えますか?」といった意になります。

「終業時間」とは「所定労働時間」で規定されている就業時間の終業の時刻を言います。

また、「定時」とは「所定就業時間」と「終業時間」の2つの意味がありますが、ここで言う「定時」とは「終業時間」のことを指します。

一般的に所定労働時間としての定時は8時から17時あるいは9時から18時(ただし1時間の休憩時間を含みます)というのがほとんどですが、このフレーズで尋ねられた場合、「定時」イコール「終業時間」を指す言葉として、上述の例で言うと「17時」あるいは「18時」と答えることになります。

「何時まで勤務でしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

就業形態によって「定時」の考え方は異なります。

シフト制の場合は各自就業時間が個別に設定されます。

また、変形労働時間制を採用していれば時期によって「定時」は変化します。

また、このフレーズがあなたの会社の定時時間を尋ねているのではなく、あなたのその日の予定として退社時間を尋ねている場合も考えられます。

その場合は、残業時間も想定する必要があります。

このフレーズは今一つ曖昧な表現と言わざるを得ず、目的に応じた適切な尋ね方に修正するべきです。

「何時まで勤務でしょうか」の正しい敬語表現

尋ねたい会社の終業時間を聞く場合は「あなたの会社の終業時間は何時ですか?」となります。

また、個人の予定として退社時間を尋ねる場合は「あなたは本日何時に退社しますか?」といった表現になります。

より丁寧な言い表わし方にする場合は、「貴社の終業時間は何時になりますでしょうか」「あなたは本日何時に退社されますか」となります。

「何時まで勤務でしょうか」を使った例文

このフレーズを利用した正しい例文をご紹介します。

・『貴社の終業時間は何時になりますでしょうか』
・『あなたは本日何時に退社されますか』

「何時まで勤務でしょうか」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

・『終業時間は何時でしょうか』
・『定時は何時でしょうか』

まとめ

尋ねたい事柄に応じた適切な表現にすることで目的の回答が得られますので、尋ねるときは相手の立場に立って質問するようにしましょう。