「ささやかですが」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

当記事では、ビジネスシーンでも使われる「ささやかですが」の言葉の意味や使い方に関して解説します。

「ささやかですが」とは?意味

ささやかですがは、控えめな様や形ばかりで粗末な様子といった意味のささやかの文字に、だがの丁寧な表現である、ですがの文字を付け加える事によって成立した言葉です。

以上の事から、ささやかですがは、大したものではないけれど、という意味を丁寧に表現した言葉となっています。

「ささやかですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

ささやかですがは、取るに足りないものですが、といった風に、謙遜的な言い回しをする際に使うべき言葉です。

そういった意味合いから理解出来る様に、基本的に何か贈り物をする際に、相手が受け取り易くするために、遠慮なく受け取って下さい、という意味を込めてこの言葉を使用する事が多くなっています。

とはいえへりくだった言い回しであるため、気遣うべき相手に贈り物を贈る際に、用いるべき言葉です。

そのため、ビジネス上では部下の様な立場的には下となる人間に対して使ってしまうと、仰々しい表現となってしまいます。

なので立場的には上の、上司や取引相手、お客といった相手に対して駆使すべき言葉であると言えるのです。

「ささやかですが」を使った例文

・『日頃よりご愛顧頂き、ありがとうございます。本日ご来店して頂いたお客様には、ささやかですが、この様な粗品を用意させて頂きました』

「ささやかですが」の返答や返信

ささやかですがは、価値の高いものではありませんが、といった様に、主に贈り物をする際に添える言葉となっています。

ただし相手がその贈り物を受け取り易い様にと、気遣いながら使う言葉です。

なので気遣いが必要となる相手に対して使うべき言葉であり、目上にあたる人物に使用すべき言葉となっています。

つまりこのささやかですがの言葉に、返答や返信を行うのは、立場的には上にあたる人物となるのです。

だからこそ、ささやかですがという言葉の返答や返信例として考えられるのは、ありがとうとか、遠慮なく頂きます、といった言葉が想定されます。

まとめ

ささやかですがは、大したものではありませんが、という意味の言葉として用いられているのです。

意味合いから推測出来る様に、人に何か贈り物をする際に、添える言葉として、このささやかですがの言葉が登場する事が多くなっています。

もっとも相手が贈り物を受け取り易い様に、との気遣いから、へりくだった表現である事から、少なくとも部下の様な立場的には下の人物に対して使ってしまうと、不自然になるのです。

お陰でビジネスシーンでは、気遣いが必要となる相手、取引相手や上司、といった人物に対して用いる事が多く見られる言葉となっています。