「すべからく」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「すべからく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「すべからく」とは?

「すべからく」とは?

「すべからく」は、当然、もちろんといった解釈になる表現です。

守らなければいけない内容について語る際に用いられることが多く、「すべからくその通りにするべきだ」などと使われることになります。

ビジネスシーンでは、会社内の決まりやビジネスにおける基本といったことについて使われる場合がほとんどで、「当社ではすべからくそのようにすることに決まっている」のような用い方をよく見聞きします。

あまり口語では使われず、多くは文章で何かのルールに相当するものについて、そのようになっている、そう決まっているといった文章を作るために用いられています。

「すべからく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「すべからく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「すべからく」は、漢字では「須(ら)く」と表記します。

この「須」“必ず守るべき”という意味で「必須」と用いられるように、それ一字だけでそうするべきといった解釈をする漢字です。

しかしながら、「須(ら)く」という表現は読みで漢字検定準一級レベルの難読漢字に該当するため、文章で用いる時にそのように表記することはまずなく、平仮名で「すべからく」と使ってください。

尚、とても堅い表現になるのは見た目の通りで、個人的に使うようなものではなく、先のように会社としてといったような用い方がよく見られます。

そのような場合でも、無理にこの「すべからく」と使う必要はなく、分かりやすいように「当然ながら」などと言い替えることが多いので、無理に使おうとは考えず、意味を覚えておくといった程度でいいかも知れない表現です。

「すべからく」を使った例文

「すべからく」を使った例文

・『当社としてはすべからくそのように対応するべきだと考えます』
・『そのような時にはすべからくマニュアル通りに対応してください』

「すべからく」の類語や言い替え

「すべからく」の類語や言い替え

・『すべからず』
このように最後を「ず」と変えると全く意味が異なる表現となり、してはいけないといった解釈になります。

「そんなことはすべからず」のような使い方になりますが、古文表現になる用い方のため、実際にそう用いることや見聞きすることはあまりないでしょう。

少し形を変えて「するべからず」と使っても構わず、その方が見た目から意味が想像しやすいかも知れません。

まとめ

まとめ

「すべからく」は、漢字では「須(ら)く」と表記しますが、そちらで使うことはまずなく、平仮名のままで用いられます。

当然のことながらという意味になり、決まっているルールに対してそうするといった用い方をすることが多い表現です。

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