この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お呼び立てして申し訳ありません」について、その意味や使い方等を徹底解説します。
「お呼び立てして申し訳ありません」とは?
「お呼び立てして申し訳ありません」とは?
「お呼び立てして申し訳ありません」における、「お呼び立て」とは、「呼び出すや、寄せること」を意味する「呼び立てる」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
「申し訳ありません」は言うまでもなく「ごめん」と謝罪する意味の丁寧な表現です。
従って、「お呼び立てして申し訳ありません」とは、「呼び出して申し訳ない」との意味の敬語表現と言えます。
「お呼び立てして申し訳ありません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お呼び立てして申し訳ありません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お呼び立てして申し訳ありません」は、もちろん来てもらった側の人が、相手の方に述べる言葉です。
BtoBのビジネスシーンでは、打ち合わせを行う際には、品物を販売する側が、購入する側のオフィス等を訪れるのが一般的です。
しかし、購入側と言えども、相手側からを訪問を希望したのではなく、こちらから用件があり、来て欲しい場合には、このフレーズを使って相手の労をねぎらうのが常識と言えます。
また、顧客の要望に応えるため、どうしても来店してもらう必要がある場合にも、「お呼び立てして申し訳ありません」のフレーズが使われます。
相手の方に、ご足労を掛けたことに対して謝罪の気持ちを表現するフレーズなのです。
「お呼び立てして申し訳ありません」を使った例文
「お呼び立てして申し訳ありません」を使った例文
・『お呼び立てして申し訳ありません。修理のためには、どうしても弊社店舗までご足労いただく必要があることを、ご理解の程、宜しくお願いいたします』
・『新商品の説明をいただくためとは言え、お呼び立てして申し訳ありません』
・『お呼び立てして申し訳ありませんが、新年賀詞交換会にぜひ参加いただきたいと存じます』
「お呼び立てして申し訳ありません」の類語や言い換え
「お呼び立てして申し訳ありません」の類語や言い換え
「お呼び立てして」の類語としては、「ご足労をお掛けして」や、「ご訪問いただき」や、「お越しいただき」等が挙げられます。
従って、「お呼び立てして申し訳ありません」は、これらの類語に「申し訳ありません」のフレーズを続ければ、言い換えることが出来ます。
また、「申し訳ありません」は「申し訳なく存じます」や「申し訳ございません」等と言い換えることも可能です。
まとめ
まとめ
「お呼び立てして申し訳ありません」とは、「呼び出して申し訳ない」との意味の敬語表現と言えます。
このフレーズは、わざわざ「呼び出し」に応じて、自分の会社や店舗を訪れてくれた方に対し、謝罪と感謝の気持ちを伝えるフレーズです。