「挙げ句の果て」とは意味や概要、対義語や例文を解説

「挙げ句の果て」とは、「最後の最後に行き着く結果・結末」「物事・やり取り・人物などがたどり着く終わりの地点」を意味している言葉です。

「挙げ句の果て」の解説

「挙げ句の果て」の解説

「挙げ句の果て(あげくのはて)」という慣用句の表現は、「ある物事・関係などが最後の最後に行き着く結果や結末」のことを意味しています。

「挙げ句の果て」というのは、「結局のところ、そのやり取り(物事)は最後にどうなったのかの結末」を示しているのです。

「挙げ句の果て」「挙句(あげく)」という言葉の元々の意味は、「連歌・連句(五・七・五・七・七)の最後の七・七の句の部分」にあり、「連歌・連句の終わりの部分」を示していました。

「挙げ句の果て」「果て」というのはそのまま、「終わり・結果・結末・それ以上先がないところ」を意味していて、「挙げ句の果て」「物事が最後の最後に行き着くところ・最後の結果」という意味合いになっています。

「挙げ句の果て」の使われ方

「挙げ句の果て」の使われ方

「挙げ句の果て」の使われ方は、「ある物事・関係・人物などが最後の最後に行き着く結果や結末」を指し示して使うという使われ方になります。

「挙げ句の果て」というのは、「ある物事・やり取りが結局のところ、最後にどうなったのか(どちらかというと最後の最後に悪い結果になってしまったこと)」を伝えるために使われることが多くなります。

例えば、「少年時代から万引きを繰り返していた男は、挙げ句の果てに窃盗や詐欺の犯罪で逮捕されることになりました」といった文章で使われるのです。

「挙げ句の果て」の例文1

「挙げ句の果て」の例文1

「挙げ句の果て」の例文を紹介して、その意味を解説します。

「友人からも借金を重ねていたその男は、挙げ句の果てに自己破産して失踪してしまいました」

「友人からも借金を重ねていたその男は、挙げ句の果てに自己破産して失踪してしまいました」

この例文は、「友人からも借金を重ねていたその男が、最後の最後に(最終的な結果として)自己破産して失踪してしまった」ということを意味しています。

「挙げ句の果て」の例文2

「挙げ句の果て」の例文2

「挙げ句の果て」の例文2を紹介して、その意味を解説します。

「会議の席で二人が激しく言い争いをしていたのですが、挙げ句の果てにつかみ合いの喧嘩になってしまいました」

「会議の席で二人が激しく言い争いをしていたのですが、挙げ句の果てにつかみ合いの喧嘩になってしまいました」

この例文は、「会議の席で二人が激しく言い争いをしていたが、その口論がエスカレートして最後の最後には(結局のところ最後は)、つかみ合いの喧嘩になってしまった」ということを意味しています。

「挙げ句の果て」の類語・言い換え表現

「挙げ句の果て」の類語・言い換え表現

「挙げ句の果て」の類語・言い換え表現として、「最後」「最後の最後」「とどのつまり」「結果」「結末」「結局のところ」「行き着くところ」などがあります。

「挙げ句の果て」という慣用句の表現は、「ある物事・人物・出来事が最後の最後にどういった結果(結末)に行き着いたのか」「とどのつまり、物事が最後にどうなったのか」ということを意味しています。

また「挙げ句の果て」には、「その物事・人物が結局のところ、最終的にどうなったのか」「ある物事・やり取りなどが結局のところ、どういった地点に行き着いたのか」ということを伝えたい場合に使われることが多いのです。

それらの意味合いから、「挙げ句の果て」と類似した意味を持っている類語・言い換え表現として、「最後」「最後の最後」「とどのつまり」「結果」「結末」「結局のところ」「行き着くところ」を挙げられます。

「挙げ句の果て」の対義語

「挙げ句の果て」の対義語

「挙げ句の果て」の対義語として、「最初」「初期」「前半」「始まったばかり」「原因」「結果は分からない」などがあります。

「挙げ句の果て」「最後・最後の最後・行き着くところ」を意味しているので、その反対の意味の言葉として「最初・初期・前半・始まったばかり」があります。

また「挙げ句の果て」の持つ「結果」の反対の言葉には、「原因・結果は分からない」などを想定することができます。

それらの意味合いから、「挙げ句の果て」と反対の意味を持つ対義語として、「最初」「初期」「前半」「始まったばかり」「原因」「結果は分からない」を挙げることができます。

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